一、松寿操り三番叟
二、俊寛
三、幽玄(羽衣、石橋、道成寺)
2017年の坂東玉三郎さんと鼓童共演の舞台「幽玄」がなんと歌舞伎座で再演。
気づいたら東京公演が終わってしまっており、悔しい思いしました。
なので今回の歌舞伎はチケット発売前から楽しみにしていました!
座席は2階1等西の桟敷席前方。
舞台に対してちょっと斜め過ぎるかなぁ、と懸念はあったものの、やはりテーブル席は快適でイイですね。
花道がよく見えましたし、何よりも舞台が近いのがよかったです。
松寿操り三番叟は幸四郎さんだと気づかず、人形を模したユニークな舞踊で、興味深く拝見しました。
後でパンフレットの名前を見てビックリしました!
この方は本当に天才なんですねー・・・。
待ちに待った幽玄は、能の演目がモチーフということもあり浮世から離れた世界を表現するのかと想像していたのですが、蓋を開けてみると能に引っ張られず歌舞伎らしく、力強く、娯楽的で、人間味のある舞台となっていました。
石橋と道成寺は神楽っぽさも。俺は神楽が大好きなので楽しかったです!
玉三郎さんの天女の舞は軽やかで体重を感じさせず、美しい・・・。
ラストの天に帰る場面では廻り舞台の回転→花道と繋げる演出が秀逸で、天女が空に飛び立つ絵が浮かびました。
少し前に梅若玄祥さんの羽衣を拝見したのですが、玄祥さんのヒトならざるモノの美しさと比較し、玉三郎さんの天女は女性美を感じました。
鼓童の和太鼓は振動が心臓に響き渡りライブ感がすごい。人数も多いので絵的にもカッコいい!
能の地謡に該当すると思われる鼓童による合唱パートは、能とは異なりストレートに歌で、西洋音楽的でもありました。
能が観客を幽玄に誘うのに、あの独特の発声が大きく作用しているんだなとあらためて実感しました。
となれば鼓童は袴ではなくいつもの褌スタイルで、人(男)の魂の力強さを聴かせてほしかった気もします。
予想とは違った印象でしたが、一瞬も目が離せない大迫力の舞台で、興奮冷めやらぬまま帰路に着きました!

