狂言 源氏物語
プロジェクションマッピング?!バロックオペラ?!能楽師と共演?!等洩れ聞えてくる前情報に期待値がドンドン上がっていき、気づいたら一等席ポチってました。
席は1階6列中央。役者さんの表情、目線、香りまで伝わってくる席!
足元が広いので観劇による肉体疲労も軽減。たまには贅沢もいいよねって事で。
俺は歌舞伎は古典であるべきとは思わず、他ジャンルとのコラボレーションがとても楽しみだったのですが、観終ってみると消化不良な印象でした。
単体では光るシーンはいくつかあったのですが(六条御息所の生霊が葵の上を襲う場面での能楽との共演、能楽師3人による竜王の舞いなど)、ひとつの完成された舞台としてみた場合、心から面白かったとは言えないかな・・・。
オペラ歌手の歌声は素晴らしく、生け花は美しく、衣装は豪華絢爛、能楽師の演技は圧巻だったのですが、ぞれぞれ使い方が唐突で、脚本や演出に統一感がなく繋ぎが荒い。制作期間が短かったのかなぁ。
歌舞伎の部分もシリアスシーンの後に唐突に下ネタが入ってきて、ん・・・。
もっと丁寧に作ったら、水と油が分離せず多少なりとも乳化できたんじゃないかと惜しく思いました。
海老蔵さんの出番も少なすぎでした。一人だけ現代語のセリフで浮いてたのも?
また一番楽しみだったプロジェクションマッピングによる映像は、席が舞台から近すぎるせいか映像がぼやけて何がなんだか状態・・・売りとされていた「イマ―シブ(没入型)プロジェクション」を体感できず残念でした。
映像美を楽しむには、全体を見渡せる2階・3階の中央の席が良かったのかもですね。
なんだか残念な感想になってしまいましたが、歌舞伎と他ジャンルのコラボレーション自体は大歓迎なので、海老蔵さんには来年も新しい挑戦を期待したいです!
