8月11日の朝、目が覚めると「うわぁー真っ白で何も見えないよ」って声があちこちで聞こえました。
テントを開けて見ると、離れたテントまで霞むほどにガスガス![]()
少し見えて来てから撮ったものが
です。
始めは左側のテントも見えませんでした。
この日の夜は台風の影響があるから、白馬岳へ登って猿倉へ降りるであろう方々は、3時頃に出発されていました。
私達は下山を決めていたので、特別急ぐ必要は無かったものの、前日の疲れは全く取れて無くて、下山の道中を考えると心配になったので、早めに出発としました
前日は、エネルギー不足からシャリバテを起こし、辛い歩きになったので、朝はいつもパンを食べてる私達ですが、アルファー米の五目御飯でしっかりとエネルギーを摂取しておきました。
今まで食べたことが無かった『尾西』で赤飯と五目御飯を食べましたが、味がしっかりしてて具も多くて、普通のご飯と変わらない美味しさでした。![]()
また白馬岳へ登らなくなったので、お昼ごはん用のパンも残っています。
今日は食べる物に困らず、しっかり補充できる安心感がありました😅
昨夜は晴れていたし、まだ露がつく時期では無かったので、テント撤収は非常に楽でスムーズに終わりました。
でも2泊予定で予約していたのを、キャンセルするために小屋へ寄った時・・・
「自分でスマホから行ってください。小屋の中はWI-FIが通っているので、玄関先の椅子の所なら大丈夫ですから」
そう言われて予約サイトを開いて見たものの、キャンセルするという項目が見つかりません。
2人で見逃しが無いか、何度もチェックしたのですが![]()
![]()
そこで小屋の人に再度聞いて見ると「小屋からは直接予約サイトに繋がらないから」と言って、小屋の人が主人のスマホを見ながら確認していました。
しかし小屋の人も「キャンセルってところがクリック出来なくなってますね。予約した時の番号を教えてください。こちらからその番号でキャンセル手続きさせてもらいます」と言ってくださいました。
この小屋の前で、たぶん30分以上は掛かってしまったと思います。
WEB予約する人は、キャンセルの時に手間がかかる事を、把握しておいてくださいね
さて、キャンセル手続きは終わったので、やっと出発です。
今回はピストン=同じ道を戻ります。
小屋から池の淵を歩いて、乗鞍岳への登りに差し掛かると・・・・
「うわぁ=足の疲れが酷いよぉ。足が重たい
」
歩き始めて間もないのに、終盤のような疲れを感じていたのです。
テントの食事で、タンパク質を摂って無かったので、筋肉が回復しなかったのでしょうね。
いつものテント泊なら、枝豆とかナッツとか、カルパスも持って行くのに・・・
どうして、そういう物を持って行かなかったのか、後になって不思議なくらいでした
ガスが晴れた山を見て、悔しい思いを募らせていたのかな![]()
すごく寂しそうに見えちゃった
乗鞍岳への登り道で、主人は何回もザックを下ろしていました。
「そんなに疲れてるの
」と聞くと「異常に肩が痛いんだよ。だから中身やスタビライザーを色々調節してるんだ」との返事。
私は行も帰りも、ほとんど重さは変わりません。
行動食が減った分は、軽くなりますけどね。
でも主人は食料が減ったとは言え、今回はアウファ米やスティックコーヒー位だから、行きとほとんど重さは変わって無かったかも。
私もテント泊を始めた時は、帰りに肩が痛くてショルダーを手で持ち上げたり、ザックのお尻を持ち上げたりしながら歩いていいたんです。
だから主人に「疲れてるからじゃ無いの
」って言ったんだけど、認めたくないお年頃のようでした
乗鞍岳の山頂へ着くと「しっかり休憩
」と主人。8:19
私もザックを下ろして、パンを1つ食べました。
重い足でなんとか乗鞍岳を超えて、雪渓がある方所まで降りて来ました。
登る時は、もっと左の方を歩いていたのに、足が滑るからって下ばかり見ながら、前の人に付いて行ったら、雪渓の直ぐ近くを歩いてしまいました![]()
まぁルートを外れてる訳では無いので、大丈夫でしたけどね。
この後は、隙間だらけの巨大な岩の上を歩きます。
危険な所を過ぎて撮った写真ですが、ん🤔なんか見覚え有るけど、同じ写真かなぁ
って思ったら人も位置も違ったから、偶然ですが下山の時に同じ場所で撮ったものでした![]()
登って行く人が多いから、2人組の女性に尋ねました。
「スマホの電波が入らなくて、台風情報が分からないですけど、コースや天気予報が変わったんですか
」と
すると2人は顔を見合わせて「昨日の天気予報しか見て無くて、今日がどうなのか分からないんですけど・・・」って![]()
オイオイ、見ようと思っても見れ無かったなら仕方ないけど、登山する日の天気予報を、しかも台風の進路に入りそうだって時に、見ないで登山してるんですか![]()
だから小屋に書いてあった情報を伝えて、低体温症の危険も伝えると、「今着てるソフトシェルしか持って無いよねぇ」って。![]()
2000m超えの北アルプスへ行くのに、ライトダウンを持って無いと言う。![]()
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やけにザックが小さいから小屋泊だとは思ったけど、それにしても・・・ですね
気を付けてくださいと見送りました。![]()
そして『ブロッコリー』を抜けた辺りだったと思うけど、上る人が同じルートを使わず、バラバラになって登って来た時です。
初日のブログを見て無い人は『ブロッコリー』ってなに
ですよね
天狗原から、白馬乗鞍岳へ向かう途中の登山道が見えたんだけど、周りの木々が私にはブロッコリーに見えちゃった、と言う話です。![]()
この辺だったような、微かな記憶ですが。
下の写真では、皆さんバラバラに見えますが、九十九折に同じルートで登っています
ここを右から左から、一斉に登って来たんですよ。
当然(?)登山慣れしてないような服装と歩き方で。
見た瞬間に少しパニくってしまいました。
「ん~~
歩き難いなぁ。どっち行けば良いんだよぉ」なんて、下っていた時です。
自分で「転ぶ
」って思っただけなのか声を出したのかは不明だけど、次の瞬間コケてしまいました。
なぜ転んだのか、一瞬過ぎて自分では分かりません。
急な坂で頭を下にしてベッタリ転んだから、無意識で顔を上げて岩にぶつからないように手で押さえていたのに、ザックが頭の方へすーっと落ちて来たんです![]()
そして頭に乗ったザックの重みで、私は石におでこと頭をぶつけてしまいました。
岩があって、体がずり落ちることは無かったのが、不幸中の幸いでした。
下側に居た中国人の女性が、ザックから落ちた水筒と帽子を拾ってくれました。
私は直ぐに起き上がり、岩の下に降りて受け取ったけど、ストックを握ったまま受け取ったので、持てるはずも無く落としては拾ってもらい、を2度も繰り返してしまいました。🫣
倒れた私も、目の前でそれを見た女性も、冷静さを失っていたんでしょうね😅
岩の下には立てる場所があったので、ザックを下ろして帽子を被り水筒を収納し、体勢を整えて下りを続けました。
歩き出した時に酷く痛かったのは、左手の小指だったので「やっちゃった(骨折)かな。医者は休みなのにヤバイなぁ」なんて考えたんだけど、変色も腫れも無かったししばらくしたら痛みは治まったので、ホッとしました。
慎重にゆっくり主人を時々待ちながら、天狗原まで降りました。
私達が登る時も、降りて来る人が多くて順番に弓弦合っていたけど、この日も夜には台風で荒れると言うのに、ドンドン登って来るから、譲り合う必要がありました。
乗鞍岳から天狗原まで、標準コースタイムは50分です。
私達はテント泊装備なので、その分をプラスしたとしても、かなりオーバーして
1時間30分も掛かって、やっと天狗原のベンチに着きました。
ここでは、しっかりパンを食べて15分の休憩をとりました。
私もベンチに座ってしまったんですよね・・・ヤバイ![]()
座ったら、もう立つ気持ちになれないくらい。
本当に疲れてしまっていました。
歩けなくなるから、と立ち上がったものの足の怠さは、これまで以上に酷くなってしまったんです。
そして、ここまで降りて来てから、ぶつけた頭に痛みを感じました。
でも自分で触っても主人に見てもらっても、タンコブは出来て無いし出血も無いと言うので安心しました。
膝も打った痛みが少しありましたが、タイツも破れて無いし大丈夫でした。
今まで遭難事例を見てて、疲労で動けなくなるってどういうこと![]()
計画が甘すぎたんじぁ無い![]()
とか簡単に言ってたんですけど、実際に自分に起こってみると、来た日の前夜はいつも通りに眠り、朝食もいつも通りに食べました。
いつも通りに、駐車場へ着く30分前からアンパンを食べ始め、事前のエネルギー補給もしっかりしました。
いつもと違っていたのは・・・
久しぶりのテント泊装備であること⛺
久しぶりに大きな岩場と、急斜面が連続していたこと。
多くの人とすれ違うことで、自分のペースを保てなかったこと。
行動食が少なす過ぎで、予定より遅れた時の食べ物を確保して無かったこと![]()
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どれも全部、登山では当たり前の事ばかり。
なぜ、今回に限って当たり前のことを、きちんと判断できなかったのか。
やはりそれは『自己過信』『慢心』だったと思います。
良く年配の人が「経験は多いから」って言ってるのを聞くけど、そこに年齢による体力や判断力の減少が、加味されて無いってことですね。
それが今回のテント泊登山で、私達に現れて痛い思いをしたと言う事です。
高齢車の車による事故もそうだけど、起こって見なければ自分では分からない。
そこが『年齢による衰えの怖い所』だと、今回は痛感しました。
そして天狗原からしばらくは、遅れがちな主人を止まって待って、少し歩いては待ってを繰り返していました。
すると私の気力までが
、切れて来ちゃったんです。![]()
これは本当に『疲労による遭難になっちゃうかも知れない』と感じました
最後に主人を見た時、もう同じペースで歩くのは無理だと感じたので、私は私のペースで歩いて下山すると決めました。
パーティーが離れるのは、基本的にダメ
な行動です。
でも、ここは多くの人が行き交ってるし、道迷いが起こることも無い1本道。
何かあっても、他の人が連絡してくれるだろう。
共倒れにならないために、そう考えての行動でした![]()
私は自分のペースで下りだすと、太ももの疲れは感じていたものの、岩の道だからトントンと岩の上を歩いて早く進めました。
そして今まで感じていた、重くてどうしようも無いという疲労感も薄れました。
気力が戻り
気持ちも元気になったんです。
大きな石が無くなって、普通の登山道になると、ガクッとペースダウンはしたものの
11:26分に登山口を出ることが出来ました。
天狗原から1時間15分でしたが、もっともっと長く感じました。
登山口を出ると、テントの所にいた山岳会の人が、1人1人に「お疲れ様でした」と
頭を下げてくださいました。![]()
下山できた![]()
嬉しくて涙ぐんでしまいましたね😢
標準コースタイムは、50分~1時間のところです。
テント泊装備の私だったら、ほぼコースタイム通りに歩けたことになります。
もしかして、疲労で動けなくなり遭難するかも知れない、そんなことまで考えていたのに。😭
ビジターセンターの横には、水道があって靴を洗うブラシもありました。
この水は、山の水をそのまま引いているそうです。
殺菌はしていると言う事でしたが、北アルプスの天然水ですよ![]()
その天然水で😄主人を待ってる間に、靴をしっかり洗いました、
5分・・・10分・・・主人は登山口に現れません。
下山して来た人が「おじさんが急に倒れたからビックリしたけど、大丈夫ですか?って声かけたら大丈夫って言うから来ちゃった」 そんな話しをしながら仲間と合流してたので、もしかして・・・と不安になったけど。。。
山岳会の人に報告して無かったから。転んだとしても本当に大丈夫なんだろう、そう思って待っていました。
15分経っても、まだ見えません![]()
私が焦りだしたころ、山岳会のテントでは、これからココで登山届を出して、入山しようとしてるソロの人もいました。
山岳会の人が「天気予報は確認しましたか?台風が来るのは知っていますか?コースタイムは知っていますか?」など色々と聞いてて、最後に「山に入るには遅すぎますからね
次はもっと早く来てください
」と怒るように言っていました。
12時少し前のことでした。
ちなみに、白馬大池までのコースタイムは、 約 2時間45分 〜 3時間20分です。
主人が現れたのは、私が下山してから約30分後でした。
足を引きずるように、ヨロヨロと歩いて来ました。
でも下山してホッとしたのか、ソフトクリームを食べて喜んでいましたけどね![]()
倒れたのは、やっぱり主人だったようです。
『疲れたから倒れたまま少し休んでたんだ』と主人。
足首捻ったのか膝が痛いのかと思ったけど、『疲れただけだよ、大丈夫』って。
結局、私達は上りで5時間掛かり、下山では私が4時間で主人が4時間半掛かったことになりますが、これには休憩時間が含まれています。
だからトータルで考えると、コースタイムを少しオーバーしただけで、歩けていたことになりますね🤭
それなのにヘロヘロに疲れたのは、やっぱり行動食でのエネルギー補給不足と、日頃の登山でトレーニング不足だったと考えられます。
テント内でグッスリ眠れないのは、テントを始めた時からの事なので、余り気にはしていませんでしたが、寝不足が以前より響く年齢になったことは、身に沁みました。
・・・・・と言うことで、次回は唐松頂上山荘に泊まって唐松岳へ行きます
ちなみに素泊まりですけど![]()
今回のテント泊前はね、テント泊で行って2泊して、五竜まで行って来ようって思って
たんですけど。
もう、そういう体力が無いことは、痛いほど判ったので止めました。
それに小屋泊は、コロナ渦の後からホテル並みの金額ですからね![]()
唐松頂上山荘のテント場は、右の写真でギザギザに跡が付いてる所です。
それぞれの尖がった場所にテントを張るので、トイレは小屋にしか無くてとっても大変なんですよ![]()
前に五竜へ縦走した時は、ギザギザの右側上から3番目にテントを張れました。
もっと下の方まであるけど、水を汲みに行くのもトイレも、登山が必要ですね![]()
今回のコースです。
最初の赤い線は、ロープーウェイ駅なんですよね。
YAMAPスタートする場所を間違えました![]()
そして嬉しい報告です❣️って、最近のブログでは毎回かなぁ
報告と紹介をしていますが![]()
テント泊登山なのに、アノ道を上り下りしたのに、膝サポーターは出番無しでした![]()
ここまで来ると、本当にロコモアの効果だと信じられますよね。
だって手術が必要なほどでは無いけど、半月板に傷がついてるって診断を受けてる私ですよ。![]()
騙されたと思って、最低2か月は試してみて欲しいです。
それで変化が無かったら、「自分には合わなかった。アイツが言ってることは信じられない」って思って頂いて結構ですから。😄








