芋虫 | ひとやすみの日記

ひとやすみの日記

自分のための整理ノートです。
   
読んでくれても ありがとう☆

昨日公園で小さな芋虫を見つけた。


私がじっと見ていると
小さな男の子がやって来て
『なに見てるの?』と聞いてきた。

芋虫のことを教えると、わあっと嬉しそうに見てた。

するとそこにその子のお姉ちゃんが。
5ー6才くらいかな。

芋虫を突っつき始める。
私がやめなよーというんだけどお構い無し。
私の息子もそこに来て
何してるの?とのぞく。


すると、お姉ちゃんがつついたことで、芋虫の体から体液がでる。
お姉ちゃんは『うわっ!なんか出た!』と、あっという間にその場を去る。弟も複雑な顔をしてお姉ちゃんについて去る。
子供は残酷だ。

私は取り残された芋虫の周りに蟻を見た。
そして息子に静かに言う。

『いい?あの子がね、芋虫をさしちゃったから、もうこの芋虫は動けない。これから蟻が、この芋虫を食べに来るよ』

息子はもがき苦しむ芋虫を見て
あの女の子がしたことを知る。

その後、10分くらいあとにまた芋虫を見るとたくさんの蟻がその体にたかっている。
芋虫は、噛まれて痛そうにもがいている。

息子は黙ってみている。
私はまた無感情にただ、物事を伝える。
『蟻は虫を食べて生きてる。このまま芋虫は死ぬんだよ』と。

息子はいよいよ不思議な顔に。

そこに旦那がやってきてことの次第を知ると
『何で助けないの?助けてあげようよ』と、意表を浮いた突いた一言。
もうこの状態ならどこいっても死ぬよ。と私がいいかけたら

息子が『うん、助ける!』
と。


あ、じゃあ、そうしてくださいと
ほっといてみてた。

すると、旦那は棒っ切れに芋虫をからめ、意外と近くにぽーいっとほおった。

息子はあんまりよく見てなかったけど
それで安心したみたい。

そうだよね、息子の頭ではまだ
弱者がやられてる絵にしか見えない。



息子は芋虫の立場になった。
蟻でもなく、好奇心のある女の子でもなく。
だから、芋虫を助けたくなった。


昨日寝る前に
息子が枕を寄せて私に聞いた。
『ママ、あの芋虫、助かったかな?』



私はそう思う、と
伝えた。