本日2015年5月1日、僕の大大大好きなMy Little Loverがデビュー20周年を迎えました!オメデトウ!
という事で、ノブナリ史上初、特定のミュージシャンのシングルレビューなるものを敢行しようと思い。20周年記念のマイラバでいこうと思う訳です。

1990年代中盤から後半にかけてヒットを飛ばしたマイラバことMy Little Lover。杏里やサザンのプロデュースで知られてはいたけど、特にMr.Childrenの大成功で一躍トッププロデューサーとなった
小林武史が、知人を介して知り合った女子大生だったakkoちゃんをボーカルに迎え、そこに本隊バンドが解散していたギタリスト藤井謙二を引き合わせ結成。自身のプロデュース業で培ったノウハウをフルに活かした、ロック基調のアナログなポップス路線でシーンに登場し、独自の世界観と幅広い楽曲でトップアーティストの仲間入りを果たしました。

今の若い子はあまり知らないだろうが、本当に名曲揃いなんですよ。。。


第1弾はとりあえず、デビュー年の1995年から、2001年まで。要は初のベスト盤「singles」収録範囲、そして藤井さんが在籍した3人時代という事で。
文章は僕の思い入れ&主観も込みなので、ついでに支離滅裂気味なので、悪しからず。



1st「Man & Woman」 1995/5/1
Man & Woman

記念すべきデビューシングルです。小気味良いアコギとドラムに、ホーンが華やかに絡んだ超ポップなナンバー。akkoちゃんの健康的でキュートなボーカルも見事にハマってる。語尾がちょっと甘ーい丸みがあるのが曲のキュートさに合ってるような(い~つ~か~はァ~のとことかね)。歌詞は曲の陽具合に反してちょっと切ない。狙ってたのかなあ。「メンアン~ウ~マンッ!!」良い歌です。
この曲から既にテレビには出演していたようで、チャートでも上昇型ヒットで7位まで上がった模様。ロングヒットの末いきなり91万枚という大大大ヒットとなりました。スゲー・・・。

ちなみにこのジャケットでわかるように、akkoちゃんはスタイルも超良いのです(そこも好きだw)。


2nd「白いカイト」 1995/7/3
白いカイト

前作がロングヒット中にドロップされたこの曲。実は「Man&Woman」より先に、というか最初に歌入れされたとも言われてる。akkoちゃんの拙いけど、着実に音だけとってますみたいな歌い方がハマる爽快ポップチューン。派手じゃないけど、澄み切ったメロディーとサウンドが夏らしい。間奏の藤井さんギターも曲の瑞々しさアップに大貢献。恋心を「白いカイト」と比喩する感性も素敵です。さりげなーく名曲だなあと。



3rd「Hello,Again~昔からある場所~」 1995/8/21
Hello,Again

3作目にして一つの到達点というか、絶頂を迎えたといって良いでしょう。
あの尊さすら感じるギターのイントロ、劇的な転調を経て、最強に美しいサビメロ。どこをとっても隙がない。1990年代のJ-POPでもトップクラスの名曲だと思いますね。
なんといってもakkoちゃん以外が歌ってる画が想像出来ないくらい、歌声がハマってると思う。「昔からある場所」という懐古的な世界観、慣れ親しんだ場所から離れる希望や切なさを強く印象づけるのは、あの真っすぐで瑞々しい歌声だからこそだと思います。
2010年にはJUJUがカバーして再注目を浴びましたね。JUJUのバージョンも、主人公や歌詞の心境の意味が変わった感じで好きなんです。今の若い子だと、そっちから知ったという人も多いかも。
ちなみに売上枚数はドカンと約185万枚!!!!そのヒット具合も納得です・・・。



4th「ALICE」 1996/4/22


「Hello,Again」の後、コバタケさんとakkoちゃんは結婚し、1stアルバム「evergreen」が200万枚を超える空前の大ヒット。マイラバの存在感が一気に増す中、1996年を迎えて最初のシングルは、今までのアナログな感じから一転、デジタルに舵を切ったポップナンバーに。約1年前の「Man & Woman」同様にホーンも全開に鳴ってるし、キュートさもあるんだけど、リズムが打ち込みだったり歌詞がちょっと謎めいてる(というかちょっと深化?)事もあって、新しいスタイルを打ち出した印象も。その位「evergreen」で色々完成しちゃったんだろうなあ。実際「evergreen」があまりにも素晴らしかったので、コバタケはこの時点で解散を考えたという話しもあります。
解散しなくてよかった・・・この先も名曲沢山生まれるのだから。

ちなみにアップナンバーではこれが最大ヒット。103万枚を売り上げました。全盛期だねえ。



5th「NOW AND THEN~失われたときを求めて~」 1996/10/28


半年のインターバルをおいて出されたのは、ノスタルジックなバラードナンバー。
「Hello,Again」と同じ線かなあと思いつつやっぱ違うかなと思えるのは、澄み切った肌寒い秋の朝を連想するようなストリングス調のサウンドと、今まで以上に柔らかみのあるakkoちゃんの歌声故でしょうか。
あとこの曲、個人的に歌詞が一番好き。比喩が多いんだけど、本当に美しいフレーズが沢山入ってるんですよ。ラストのサビとかね。込められた想いは結構悲しい気がするけど、最後には良い意味のあきらめで締められてる印象。
確かに、大人になったら悲しさの仕草も忘れてくし、時間は風を切るようなスピードだよね。



6th「Yes~free flower~」 1996/12/2


1ヶ月という短いインターバルで発表されたこの曲。
幻想的というのがピッタリ?シンプルなバンドサウンドで、歌詞も具体的なようで抽象的。でもクールでカッコいいです、藤井さんのギターも大活躍。と同時に、ここら辺で「大分最初から離れた場所に来たな~」感も。そもそも売れ線とはちょっと違う感じもするんだけど、それでもこの曲は「Hello,Again」以来のオリコン1位を獲得してる(ちなみにオリコン史上600作目の1位らしい)。
ちなみに、同年にコバタケさんが音楽を手がけた映画「スワロウテイル」の、劇中のヒット曲「Free flower」という曲が原曲らしく、実は(実質)セルフカバーだったりする。
あと付け加えると、カップリングの「12月の天使達」は名曲です。これも上述の映画のサントラ収録曲のリメイクですけどね。

この後かな、akkoちゃんが第1子を出産した模様。



7th「ANIMAL LIFE」 1997/6/25



産休後初?とはいっても前作から半年ぶりとそんなにブランクらしいブランクではない。
この曲何故か名義が「MY LITTLE LOVER featuring AKKO」という変則的な名義。PVでも、このジャケット通りの見た目のガールズバンド形式で男性メンバーでないし、何かしら意図があった模様。
もちろん曲/演奏はマイラバなんですけどね。
ポップなんだけど、それまでよりはエレキギターとかガンガン鳴ってて(藤井さんレコーディングで6回パターンくらいギターパート弾いたらしい)、ロック色が強いかも。ロック色強くても、akkoちゃんの甘い声が合うと独自の世界観として成立するから不思議です。
ちなみに歌詞はエロチックです。ええ。動物の動作・・・(///∇//)



8th「shuffle」 1997/8/20


久しぶりに痛快なアップナンバーの登場!!デビュー当時のようにホーンが鳴ってて、元気の良い曲です。
なんといってもイントロのグングン上昇するギターとキーボードの音色、からのギターとホーンのフレーズの掛け合いですよ。
この高揚感は最高。メロディー運びも滑らかでどんどん上がってって、突き抜けて終わります。
すっごく開放的な曲なんだけど歌詞はガッツリ失恋とか心残りみたいな描写があるのが良いね。何せサビの入りが「かなっしいーキーッスは~」だからね。
ちなみに歌番組ではakkoちゃんインカムつけて踊りながら歌ってたらしい(CDTVのライブラリーで1997年9月辺りのランキングやってると、よく流れてます)。更にそこに謎の女性サックス走者が絡んでくという演出もあった。
前作といい、この当時のマイラバは見せ方にも工夫が見られるのだけど、そういう気分だったのか。
30万枚売れたんだけど、それでも年間100位というのが当時のハイレベルさを物語ります・・・。

ジャケット写真はこれが一番好き・・・。



9th「Private eyes」 1997/11/12


初めてのマキシシングルでリリース。ここにきてまさかのブレイクビーツ!?という感じで異色作。
歌詞もいつにも増して謎だし、前作とのギャップといったらもう。
音はカッコいいし、akkoちゃんも藤井さんもしっかり存在感を示してるんだけど、流石に一般ウケするものではないからか売上は10万枚程度に落ち着いた。別名義でも良いレベルの変貌だしね。
よく考えたらここまで2年アルバムを出さず、こうやって様々なタイプのシングルをとりあえず出し続けるって他に例を知らないな。



10th「空の下で」 1998/1/21


マニアックな前作から一転して、またスタンダードなマイラバに。「shuffle」以来の開放感に満ちたナンバーなんだけど、行進曲にも似たタフなドラムのリズムが印象的。久しぶりにバンドバンドした曲です。
あんまり今となっては取り上げられ辛い曲かもしれないけど、良い曲です。景色の良い坂道を自転車で転がりたくなります、俺は(ちなみにPVでもakkoちゃんがなんか変わった自転車で外国の街を降りるようなシーンが)。
この曲の後、ようやく2ndアルバム「PRESENTS」が出るんだけど,この曲はそのアルバムのイメージを的確に表したような曲だとも思う。



11th「DESTINY」 1998/5/13


久々にドラマ主題歌。「with love」という、当時結構人気だったドラマらしい。
作曲家の送った間違いメールからはじまるラブロマンス、とかそんな内容に寄せて、タイトルも運命と。透明感のあるストリングスとバンドサウンドで深みを感じる曲で、歌詞も、ハッピーエンドにもバッドエンドにも、いくつにも解釈が出来るようなフレーズで、想像を掻き立てられる。サビもキャッチーだし、個人的には「Hello,Again」からこれかって位の名曲だと思う。
最高位こそ4位なんだけど、ロングヒットして50万枚超え。と同時に、世間的にはマイラバ最後のヒット曲と捉えられているかもしれない。
重ね重ね、名曲です・・・。



12th「CRAZY LOVE」 1998/7/22

ぱっと聴きは、マイラバ印の軽快なポップなんだけど、爆音気味のイントロから、終始ブレイクビーツ鳴りっぱなしであんまり軽くない。ストリングスとかピアノとか、綺麗な楽器が乗ってるんだけど、不思議な1曲。「ALICE」から始まったデジタルの要素を持ったスタイルも、マイラバの一つの顔として認知されたはずなんだけど、何故かセールスは不評だった模様。なんでだろう。
でもよく考えれば、女性ボーカルのポップス系って小室系を除くと、この辺りはELTとかSPEEDとかも台頭してたし、マイラバ一極集中という感じでもなくなったのかな(デビュー当時はあんま少なかった印象だし)。

この後、「NEW ADVENTURE」というデジタル・マイラバの名作を出し,更にデジタル・マイラバを突き詰めた「The Waters」なる企画ミニアルバム(半分新曲で半分リミックスって感じ)を出す等、1998年はリリースも超精力的だったマイラバですが、翌年からは再び活動休止。akkoちゃんは2人目を出産して育休する等で、約2年間お休みをとるのだった・・・。



13th「shooting star~シューティングスター~」


時代は21世紀に移り変わり、同時に復活したマイラバ。第一弾は、タイトル通り星降る夜空を思わせるようなミディアムナンバー。美しいメロディーも、akkoちゃんのピュアな歌声も、涙をshooting starと比喩したロマンチックな歌詞も全部マイラバらしい素敵さなんだけど、話題のドラマ主題歌でもあったんだけど、何故かヒットには至らず。確かに地味な曲ではあるんですけどね、そのせいか分からないけど聴いてて飽きないんですよ。何気に知名度はそこそこあると思うし。



14th「日傘~japanese beauty~」


明るいマイラバならこんな曲!って感じの爽やかでらしい曲。「Man&Woman」「白いカイト」とかと比べると流石に地味な感じもするけど、充分いい曲。カルピスウォーターのCMソングだったらしいけど、見た覚えないけど似合いそうだなあ確かに。
シンプルのバンドポップかと思いきや間奏とかちょっとデジタル気味です。

とこんな感じで、このあと「Topics」というオリジナルアルバム、そしてここまでのヒットナンバーを集めた「singles」をリリースし、2002年になってまさかの藤井さん脱退に。マイラバ3人時代は終りを告げるのだった・・・。

このあともいい曲沢山出してるんだけど、この3人の個性が結集したからこそのMY LITTLE LOVERだったんだなあ。藤井さんのギターはなんだかんだあの世界観に大きなウェイトを占めてたと個人的には思うのです。
でもそんな中で生まれた数々の名曲は、今も色褪せません。