
ケータイゴリラ
僕らがなしでは生きられなくった携帯電話には、多くの国や人、
自然環境、そして天然資源が関わっています。
携帯電話には何種類ものレアメタル(=希少な金属)が使われており、
そのレアメタルの一つ、「タンタル」はアフリカのコンゴ民主共和国
(以下コンゴ)でも一部産出されています。
世界中で携帯電話が爆発的に普及していく中、需要が急増した
タンタルを採掘するために、コンゴのジャングルが次々と荒らされ、
採掘に「邪魔」なゴリラが殺されてきました。
タンタル採掘を巡る紛争に巻き込まれたり、炭を作るためにも
大量の森林伐採や、食用、動物園に売る事を目的とした密猟も
ゴリラに追い討ちをかけ、世界でのマウンテンゴリラゴリラの
生息数は残り約700頭、東ローランドゴリラは約15,000頭と
言われています(2009年時点)。
特に、マウンテンゴリラはIUCN(国際自然保護連合)が作成する
絶滅危惧種のリスト「レッドリスト」の中でも「近い将来における
絶滅の危険性が極めて高い種」とされています。
私たちの便利な暮らしの裏で、ゴリラの明日が危ぶまれているのです。
過去・現在を含め日本の携帯電話にコンゴのタンタルが使われて
いたかどうかは、明らかではありません。
それでも、世界中で携帯電話が普及していく中で、過去にコンゴの
ゴリラが犠牲になってきたことはまぎれもない事実。
過去に失われたゴリラの命は取り戻せませんが、「使用済み携帯電話
の売却収益を保護団体に寄付することで、生き残っているゴリラを
守ろう!」というのが、この「ケータイゴリラ」なのです。
もちろん、寄付だけでなく携帯電話リサイクルもできて、一石二鳥。
地球にもゴリラにもやさしくなれるんです。