背番号5はサード。
6年の最初は肘痛で出遅れた。
肘が治って、出来るようになっても、5年生ががんばってサードをこなしていたので、いきなりは出さなかった。守備でもバッティングでも元気でも、何か越えてこないと、本人のためにもならないし、チーム的にもよくないと考えたから。
きっかけは、助監督の推薦があったから。
私的には、もう少し、と思うところもあったが、東北に行って監督が出来なかったときに、助監督が先発で出した試合でしっかりポジションをこなしていたということで、サードに定着してきた。
しかし、その後も順調に来たわけではない。
サードにバントで狙い打ちされたり、送球が安定せず、悪送球も多かったし、ファーストもキャッチに少し問題があったから、グランドが空いた時に、サードの特守をやった。
サードにノックを打ち、ファーストに投げ、キャッチする。単純にそれだけ。
かごひとかごで、10球セーフにしたら、もうひとかごというルール。
サードとファーストの共同作業。
これが、やり始めたらなかなか終わらない。
夏の暑い日だったし、前に一度暑さで倒れたことがあったので、こちらも注意しながらやったが、しかし、この壁を越えてこないと、本人の成長もないし、チームとしても勝利がどんどん遠のいてしまうので、いいチャンスだと思っていた。
それにしても、なかなか終わらないので、休憩を入れたり、「だいじょうぶか?」「だめならだめといってくれよ!」と聞いたが、その都度、「大丈夫です!」「出来ます!」と
答えたので、こっちもへとへとになりながら、打ち続けた。
途中、ショート、セカンドもやって、一旦解放したが、本人はこれで終わったと思っていたかもしれないが、ノルマを達成していなかったので、もう一回呼んで再開した時には、何とも言えない表情をしていた(笑)。
ある意味、そこからが本当の練習なんだと思う。
出来ることを出来る範囲でやっていては、成長が無い。
いかに限界に挑戦して、そこを少しでも越えていくのか。そこが大切なんだと思う。
で、ノック再開して、ショート、セカンドも応援し始めて、チームとしての一体感も生まれてきた。
一体何かご打ったか分からないが、10球以内で終わって、全部終わった時には、少し泣いていた。よく頑張ったと思う。サードも、ファーストも、俺も(笑)。
熱い夏の一日だったな・・。
そこからは、まだまだエラーも多かったが、試合でエラーしても、こっちも納得していたし、しゃーない感があったな。
今から考えると、本当のレギュラーをつかんだ一日だったかもしれない。よく壁を乗り越た。
先週、12月18日、6年生を連れて、焼肉をごちそうした。みんなよく頑張ったごほうび。
そのとき、選手全員に一番しんどかった練習は何だった?と聞いてみたら、5番は「かごノック」と答えていた(笑)。忘れたらあかんで。
そこ、しっかり乗り越えたんや!
これから、大抵のことは乗り越えられるっしょ(笑)。