行かせたし、行って来た。
その心は…
いや、謎かけやないねん。
とにかく、親孝行てきなやつ!?で大阪 関西万博を活用→実行。
頭も体も元気な自己主張の塊。
他者の言うことなど九分九厘聞かないザ・昭和男の父。
私が事前準備だけを完璧に整え、ソロ活で万博へ行かせた。
私と母が訪れる3日前のこと。
「え?可哀想…」と思われる方もいらっしゃるかもだが、いや、父の当たり前なわがままには付き合いきれないからだ。
我が道を行く。
我が道しか行かない。
なんで家族を持ったんだろう
謎しか無いのだ。
そういうことさえちゃんとしてくれれば、一緒に行ってあげたのに…自らの手で小さな幸せを手放した生き方をしてきた人。
どう考えても同行は無理だ。
実現不可能判断によるものです。
「何のために生まれて、何のために生きるか。わしは思うがよ。それは人を喜ばせることや。人生は喜ばせごっこや」は、
朝ドラ『あんぱん』の台詞。
アンパンマンの作者やなせたかしの物語。
北村匠海演じる主人公 柳井嵩 (やなせたかし役)は小さい頃に父親を亡くし、母親の再婚により父親の兄 柳井寛(伯父)夫婦に引き取られる。
伯父は高知の小さな町の町医者で人格者。伯父夫婦には子供がいなかった為、実弟と共に大層大切に育てられました。
作中、この伯父さんの名言の数々は何度も心に沁みましたが…。
我が父に最も欠落しているものがそれ。
人を喜ばせるなんて考えは父の辞書には載ってない。自分のことしか考えていないから。
基本、これらが出来ない人は家族を持つべきではないと私は強く思うのだが。
というわけで、余談になりましたが、ソロ万博になった理由はそういうことからでした。
私の役目はお膳立てだけで十分なのです。
当の本人は「なぜ、一人で行かされているのか」なんて考えもしないだろう。
なんか知らんが、タダで行かせてくれると言うから、行ってやるとするか…ぐらいの感覚。
入場予約は2ヶ月前に登録したが、折からの駆け込み需要によりパビリオンの抽選予約なんて当たらなくて普通。
が、なんとか1箇所のみ確保。
パソナグループパビリオン『PASONA NATUREVERS』
iPS心臓が見られるというあれ。
親友のお父さんもそれには興味津々だったと聞いていたから、父が興味を示すかはわからんが、まぁえぇか。てきな。
なんも当たらないよりは目的が1個あるだけでもまし。
とにかく、事前にパビリオンの抽選は当たらない!ということを猛アピールしておいたので、多少の価値は理解しただろう。
それと世界最大の木造建築『大屋根リング』が見れれば十分だ。
もはや、来場者数日々20万人規模。下手に目標を持ったとて何もかも叶うわけがないのが現実なのだ。
話の種に来場…それでいい。
息子(兄)夫婦からは招待すら(声掛けさえ)されないのだから、私の提案なんて計り知れない価値なんじゃね?
⬆️自画自賛
ま、そんなこんなで、
普段からムスッとしていてほとんど喋らない父が、母に延々万博自慢をしたそうだが、
私への感謝の言葉やお弁当を持たせてくれた母への労いなど一切無いのは、普通に想定内だ。
人は何のために生まれて、
何のために生きるか。
そんなの考えたこともないのだろう。
心底哀れな人間だと思えて止まない。
