この週末に数冊の書籍を読み終えたため、更新しまくるナオキャンです。


上司からお借りしていた、

キングスレイ・ウォード「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」

を読み終えた。


こちらの作品は、昔放送した、同タイトルのドキュメンタリー番組のDVDとセットで是非見るようにと、借りていたのだ。

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫/G.キングスレイ ウォード
¥580
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カナダの実業家の父から後を継いだ息子へ書いた、30通のユーモアと愛情と教訓たっぷりの手紙をまとめたものだ。その父親が心臓の大きな手術をする際に、どうしても息子に伝えておきたいことを書いたのが始まりらしい。


まず、DVDを見てから書籍を読むという順序を選択。

本人や家族がインタビューで喋っている姿、お家や会社の様子などを映像で見ている分、本を読んだ時のイメージのしやすさが格段に違った。が、本も番組もきっと、少なからず盛っているんだろーなーと感じましたが。。。

ビジネスマンとして、聡明でスマート、懐の広い父親なのだろう。


しかし、この作品、多少盛っていても、書かれている(説かれている)内容の良さには変わりがない。

誰もが遭遇するような困難な局面を、どう受け止め、乗り切ればよいかのアドバイスが書かれている。

アドバイスはどれも非常に基本的なことだが、忘れがちで、ついつい誤って失敗しまいそうな事例がいっぱい。

非常に具体的に書かれているが、軽く皮肉ったり、ユニークな表現を使った部分が多くあり、読んでいてためになる以外に楽しい。


明日からまた1週間、ビジネスマンというかOLというか、仕事がんばろうっと。

夏の終わりに読もう!と決めて、温めていた本。


瀬戸内寂聴(晴美)「夏の終わり本


夏も終わったかと思うほどに涼しい今夜、さらっと読んだ。



正妻とは違う、『愛人』という立場で、恋愛をし、人生を歩んでいく中年女の心理が描かれた作品。5話の短編で構成されており、最初の4話は同じ二人の行方についてのお話で、最後の1話だけ、別な人のお話。



とても切ない。

恋愛至上主義は苦労が多いのだ。

恋をすると男性に身も心も委ねてしまう女の葛藤や、いずれ回ってくるツケや、幸福を感じる瞬間などが美しくも悲しく書かれいる。繊細でやわらかい文章は、ドロドロとした設定に関わらず可憐で、嫌な感じがせず、妙に生々しく伝わるものがある。



会話と心理描写を読むとたちまち、ドラマ映像が頭に浮かぶ。

もちろん、ヒロインは若き日の寂聴先生あせる

「おそめ」こと上羽秀さんの方が適役かもしれない。


さらっと読んでしまったが、タイトルが「夏の終わり」だけに、私の夏もさらっと終わってしまうのか。。。



夏の終り (新潮文庫)/瀬戸内 寂聴
¥420
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東京近代美術館にて開催中の「ゴーギャン展」に行ってきた。


力強くて分かりやすい、かつ、厳かで哲学的な、女性を多く描いた彼の絵が大好きだ。


東京駅前から美術館までシャトルバスが無料で出ているが、駅から皇居を眺めながらゆっくり歩いた。

右手には日曜日の静かな大手町を見つつ、左手にはお堀を隔てて緑の生い茂る皇居広場が見え、なんともいい感じだ。


ポール・ゴーギャンは19世紀後半に生きたフランス人で、フランスの作家、モーパッサンやゾラとほぼ同じ時期だ。

あの頃のフランスって、彼らの小説に描かれてるような感じかな。。。などと考えながら、洗濯女の絵を見つめてみた。(確か、ゾラの「居酒屋」で、洗濯場で女たちがやり合う重要な場面があったような)


でも、半分以上はタヒチで描いた作品。

当時のフランス事情は何となく想像できても、当時のタヒチがピンと来ないナオキャンは、ミュージアムショップでゴーギャン本人の書いたタヒチ滞在記「ノアノア」を買ってみた。

こんな書籍があったなんて知らなかった。日記のように綴られていて読みやすい上に、新訳だ。

(ただし、文庫なのに岩波の2倍の値段)

ノアノア (ちくま学芸文庫)/ポール ゴーギャン
¥998
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そして、メインの展示は、死を決意した大作、

「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」だ。

これについての感想を述べることはやめとこう。

眠れない夜に、この絵のパズルを頭の中で組み立てたい。



実は以前に彼の作品を1枚模写したことがあり、帰宅してクローゼットから引っ張り出してみたのだが、すばらしい作品を見た後だけに、やはりお粗末ガーン

(とか言いつつ自己顕示欲からUP)

生涯学習のナオキャン-ゴーギャン


こちら、オリジナルを生で見たことがないため、今日もしあれば、、、とひそかに期待したのだが、残念。オルセー美術館まで行かねば見れぬそうだ。