他に読みたい本が沢山あったので、後回しになっていてところ、やっと出番が回ってきた。

経済や金融について、常識のないド素人の私が、

数ヶ月前アマゾンのランキングで上位に発見し、買ってみたベストセラー本。


安部芳裕「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」 だ。


ギャンブルの「損をする人がいるから得をする人がいる」しくみは、誰でも知っている。

金融も、同じことなんだなーってことが読みはじめですぐ理解できる。

経済自体が発展すれば、損をする人がいなくても得をする人が生まれるなんて、幻想だ。



分かりやすいたとえ話が載っていた。



自給自足、物々交換の100人の村に、1000万円を持った銀行家が訪れ、

「物々交換ではなく、お金を媒介として使うと便利なので貸してあげる」

と、全員に10万円をわたす。

ただし、1年で10%(1万円)の利子という条件付きで。


1年がたとうとする頃、当然、手持ちが11万円あるひとと、それ以下の人がいる。

そもそも、100人にそれぞれ10万円が渡されたのだから、村には合計1000万円しかない。

利子分の1万円×100人=100万円は村には初めからないのだから。


1年後、銀行家は、1100万円を回収にやって来る。

もちろん、利子を支払えない人がいる。

その銀行家は、利子分を借金として、さらに20%の利子がつく。



これ、当たり前のことですが、ナオキャンは思わずハッとしました。

利子を支払うためには、誰かにマイナスを背負っていただくしかないではないですか。

一番、美味しいのは銀行家。

しかし、その銀行家も、元手の1000万は有利子の借金かもしれない。

お金があるところにはお金が集まるしくみが出来ている。

その、もっとも搾取する側が上流ユダヤだというのだ。


ユダヤ系といえばインテリで、ツイードのジャケットに眼鏡をかけ、ヒステリックに怒る勝手なイメージ。。。はい、それはウッディアレン監督です得意げあ、ちなみに、本書にウッディアレンはまったく登場しません。



本書は表現が具体的で分かりやすいだけでなく、関連する重要な歴史、事件、人物やその系図、そしてそれらの写真が載っていて非常に親切だ。(もっとも、それらが全て真実ならば恐ろしすぎる。。。)


そして、最終章がおもしろい。

筆者の考える、搾取する側に対抗する自立型経済への提案が書かれている。

この提案というのが、現状への批判や不満ではなく、純粋な提案なのだ。

その提案の半分以上は可能な気がするし、現にそういった試みがなされているものも含まれている。

こういう書籍を、我々のような今の若い市民が読むべきな気がした。


経済システムへの理解を身につけ、どうすることが賢いのかを考えれば、お金への不安は少なからず減ると思う。その上で、お金を上手に扱えられれば、非常に生産的で、かっこいいよね。

金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った (5次元文庫)/安部 芳裕
¥680
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出かける予定をやめて散財を防ぎ、
読書の日曜日を過ごした。

ただし!今日は漫画と雑誌本


読んだ漫画は、

人気連載中の「聖☆おにいさん」1巻~3巻と、

ヒロシマを描いた「夕凪の街 桜の国」。

聖☆おにいさん 1 (モーニングKC)/中村 光
¥580
Amazon.co.jp
夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)/こうの 史代
¥500
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「聖おにいさん」は、宗教好きな私に是非と職場の先輩が貸してくれました。感謝ニコニコ

下界で2人暮らしするブッダとキリストの有り得ない面白生活のお話なのですが、

聖書やブッダの逸話がちりばめられていて、不謹慎にも笑えます

(突っ込みたくなる箇所もなくはないですが・・・漫画ですから。)



「夕凪の街 桜の国」は、映画化もされた作品のようで、やはり良い作品な気がします。

難しいヒロシマという問題を扱っているのですが、作者の謙虚な姿勢が感じられ、強要している感じが全くしない。

しかも、設定や内容だけでなく、漫画だから、さらっと心に入ってきました。

さらさら入ってくる中に、悲しく重い、知っておくべきことが詰まってる・・・みたいな。

8月ということでいい時期に読めて良かったと思います。


夕凪の街 桜の国 [DVD]
¥3,713
Amazon.co.jp





そして、読書の極めつけは、スマナサーラ長老のありがたい記事。


こちらは、とある雑誌の巻頭ページなのですが、

とある先人が、自戒のためにと送ってくれました。


生涯学習のナオキャン-sumanasa-ra

特に、テラワーダ仏教信者と言うわけでもなく、

余計な誤解を招かないために、あまり人には言いませんが、

こういった記事は、優しく、分かりやすく、必要なことを知らせてくれる、素敵なものです。



今回は、

「怠け」

についてでした。



息を吸ったら吐かなくてはいけない。

呼吸をすることは、きりがない。

生きていることも、きりがない。



きりがない、イタチごっこと分かれば、

生きることをやり過ごそうと、ついつい背筋を丸め、怠けてしまうものだ、と。


はい。そのとおりだと思います。。。ガーン

私、ついつい怠けようとしてしまうのです。



で、どうすればよいのか、というと、


「意識的に背筋を伸ばす習慣」


を身につけると良いそうです。(もちろん、物理的に背筋を伸ばすのです)


身近で、自分だけで静かに実行できる、些細なことですが、

大切なことですね。



来週は背筋を伸ばした良い姿勢をキーワードに、過ごそうと思います。

この記事の表題、

「且(しばら)く為(ため)に幻想を陶(たの)しまん」

と読んで下さい。


映画「バーダー・マインホフ理想の果て」を観た。



ほんとに人間って愚かだ。


ドイツ赤軍の理想は、結局は幻想だったのだろうか。

単純なナオキャンは、昇華しきれない葛藤にもだえながら、3時間の映画を終えた。



どこからか学んだ何かをきっかけに、自分の理想という幻想を抱いて思い切った行動に出る。

理想がただの幻想だったと気づかずに一生を終える人も多い。



幻想なくしては、歴史上の変革はなかったのだろう。

そうやって、先人達は歴史を造ってきたのだろう。


実際、幻想について考えるこの瞬間の自分も、

幻想に動かされているのかもしれない。


幻想がないと、誰も動かないかもしれない。


この場合、幻想は「思い込み」とほぼ同義になりうるのだろうか。



月末にある選挙に向けてのマニフェストも、

結局なんらかの幻想をもとに、考えられているのか。



この場合、幻想はスローガンとほぼ同義なのだろうか。

いや、プロパガンダの方が意味が近いのだろうか。



ある種の幻想なくしては、先に進めない。

嗚呼、幻想是偉大哉!


(注:この記事の漢文は雰囲気ものなので、文法は適当です)