映画『かがみの孤城』を観てきたので、感想を少し(ネタバレあり)。傷ついた心にそっと寄り添ってくれる、おとぎ話のような作品でした。
・絶海の孤島に聳える城、というビジュアルがドラマチック。
・「真実はいつもひとつ!」に苦笑。
・喜多嶋先生のストロベリーティーやアキちゃんのルーズソックスで、物語の展開が予想できた。
・こころちゃんへのいじめ描写は、観ていて辛い気持ちに。真田さん達が家に押し掛けてくる場面が怖かった。
・アキちゃんの「偉い。よく、耐えた」、こころちゃんの母親から伊田先生への「まずは、こころの口から、何があったのかを聞いてもらうのが先じゃないんですか」が良かった。
・アキちゃんが義父に襲われそうになる場面が生々しく、衝撃的だった。
・萌ちゃんが思っていたよりはっきりした子でビックリ。
・「赤ずきん」ではなく「七ひきの子やぎ」だったとは…。
・真の主人公は、アキちゃんとリオン君&お姉ちゃん(ミオちゃん)だった?
・リオン君と雪科第五中学の生徒が集まることで、お姉ちゃんの願い(学校に通いたい)も叶ったのかなぁ…と。
・芦田愛菜さん演じるオオカミさまの声が、最初はちょっと大げさに感じたが、お姉ちゃんがオオカミさまという役を演じていた、と考えるとしっくりくる。
・願いは叶い、奇跡は起きるんだなぁ…と。冒頭のこころちゃんのモノローグを覆す、優しいラスト。
入場者プレゼントのポストカード、〈その後〉のシーンが描かれていて嬉しかったです。こんな奇跡があっても良いですよね。