映画『すずめの戸締まり』(ネタバレあり) | 空色ノートのブログ

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こんにちは、空色ノートと申します。このブログでは日記や詩を中心に、たまに旅行記も書いています。
映画、音楽、写真、旅行、漫画が好きです。美術館、博物館、神社、お寺など、時々出かけています。毎週の楽しみは、私の愛した歴代ゲゲゲ、薬屋のひとりごと。

映画『すずめの戸締まり』を観てきたので、感想を少し(ネタバレあり)。小説を読んでからの鑑賞でしたので、驚きや感動は減ってしまいましたが、震災描写に対する心の準備とストーリーの補完ができて良かったです。

・鈴芽ちゃんの周りを飛ぶ蝶が印象的。『星を追う子ども』を連想させる。
・椅子になった草太さんが可愛い。
・美しく切ない「すずめ feat.十明」が耳に残る。
・緊急地震速報が何度も鳴り、その度にドキドキした。
・山根あんさんの声のせいか、小説を読んだ時よりダイジンが可愛らしく思えた。
・小説に比べて物語がさくさく進むので、なんだか勿体ないなぁ…と。
・ダイジンを追う→旅先での交流→廃墟で戸締まり…という流れは、ちょっとワンパターン?
・草太さんと祖父のエピソードが欲しい。
・祖父とサダイジン、二人の関係がもう少し知りたかった。
・芹澤さんが良い人。髪型はソフトリーゼントを想像していたが、そんなこともなく。
・必死に母親を探す四歳の鈴芽ちゃんが可哀想で、物語に集中できない。
・常世の燃える町、あの日の朝の描写は、観ていて胸が詰まった。
・鈴芽ちゃんが幼い自分に語りかける場面、画面が回り過ぎのような…。もっとシンプルでも良かった。
・未来の自分からのエールという心強さ。絶対的な安心感がある。
・草太さんはその後、教師になったのかな?

個人的に、新海監督の作品は最初の鑑賞より二回目以降の方が楽しめる気がします。物語を整理できるようになるというか…。
公開時は穂高に感情移入できなかった『天気の子』も、先日久し振りに観たら、痛々しいほど一途で真っ直ぐな姿が眩しく、そんな彼が羨ましくも思えました。
『すずめの戸締まり』も、時間をおいて再度鑑賞したいと思います。