滋賀県大津市にある、三井寺(みいでら)(園城寺・おんじょうじ)を参拝しました。天台寺門宗の総本山で、東大寺、興福寺、延暦寺と共に、四箇大寺(しかだいじ)の一つに数えられています。
明治時代に作られた水路、琵琶湖疏水(そすい)を眺めながら、三井寺へと向かいました。
・仁王門
天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があることから「御井(みい)の寺」と呼ばれ、それが「三井寺」の由来となったそうです。
・金堂
御本尊 弥勒菩薩
堂内に安置された、チャーミングな「尊星王立像(そんじょうおうりゅうぞう)」、素朴な雰囲気の円空作「善女龍王立像(ぜんにょりゅうおうりゅうぞう)」が印象的でした。
・鐘楼
近江八景の「三井の晩鐘」として知られる梵鐘。「天下の三銘鐘」の一つとされ、300円で鐘撞きが体験できます。
・閼伽井屋(あかいや)
三帝の産湯に用いられた霊泉が湧き出している、閼伽井屋。覆屋正面には、左甚五郎作と伝わる龍の彫刻があります。
昔、この龍が夜になると琵琶湖に出て暴れたため、甚五郎が龍の目玉に五寸釘を打ち込み静めたといわれています。
手水舎の龍が閉じ込められていたのは、このような理由からなのでしょうね。
・微妙寺(びみょうじ)
御本尊 十一面観音
立体的に見える掛軸が不思議でした。
・観音堂
御本尊 如意輪観音
境内は見晴らしが良く、一息つくことができました。