竹生島(ちくぶしま)は、長浜市の沖合に浮かぶ周囲約2kmの島。島の名前は「(神を)斎(いつ)く島」に由来し、「いつくしま」が「つくぶすま」へと変わり、「竹生島」になったといわれています。
フェリー出発まで時間があったので、周囲を散策。青空に映える長浜城が見られて、満足しました。
フェリー内では観光番組が流れていたのですが、その中で、湖の寿命は一般に数千年から数万年であること、琵琶湖は成立からすでに四百万年以上経過しており、世界でも三本の指に入るほど古い湖だということを知りました。湖の寿命について考えたことがなかったので、非常に驚きました。
また、最初は三重県の辺りで誕生した湖が、徐々に現在の場所へと移動してきたことも分かり、湖は移動するのかと、ここでもまた衝撃を受けました。
竹生島に到着し、宝厳寺(ほうごんじ)、都久夫須麻(つくぶすま)神社を参拝しました。
《宝厳寺》
・本堂(弁才天堂)
御本尊 大弁才天
江の島、宮島と並ぶ「日本三弁才天」の一つに数えられています。
・唐門
修復が終わったばかりの唐門は、色鮮やかでした。
・舟廊下
豊臣秀吉の御座船「日本丸」の骨組みを利用して建てたと伝えられています。
《都久夫須麻神社》
・本殿
御祭神 市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
宇賀福神(うがふくじん)
浅井比売命(あざいひめのみこと)
龍神
伏見城にあった「日暮御殿(ひぐらしごてん)」の一部を、豊臣秀頼が寄進したものだそうです。
・龍神拝所
琵琶湖に向かう鳥居へかわらけを投げ、鳥居をくぐると願いが叶うといわれています。
拝所から望む湖はきらきらと輝き、その美しさに思わず見惚れてしまいました。
帰り際、石段でニホントカゲ(幼体)を見かけ、ちょっぴり幸せな気持ちになりました。