
日本写実絵画の第一人者、森本草介。この展覧会では、その作品23点を紹介、絶筆「パンジー」や「コーヒータイム(リトグラフ)」も展示されています。
特に、つやつやとした果肉が覗く「石榴」、滑らかな肌の感触が伝わってくるような「布を纏う裸婦」、少女の表情に心惹かれる「Mのポートレイト」が良かったなぁ…と。
そのほか、山川賀壽雄「朝(はじまり)」(波音が聞こえてきそう)、加山又造「白嶺」(思わず深呼吸したくなる)、速水御舟「木瓜(ぼけ)妍春」(丸い花びらが可愛らしい)、速水御舟「躑躅(つつじ)図」(きらびやかな雰囲気)が印象的でした。
会期は9/23までとなっています。とても見応えがありました。
この日は、藤崎百貨店(宮城県仙台市)で開催されていた『中島千波 宮城の桜といろいろ展』も観てきました。

「櫻樹瑤春(おうじゅようしゅん)」は、仙台市立東六番丁小学校の校庭に咲くエドヒガンザクラを題材にした作品。満開の桜が輝くような美しさで、しばし見とれてしまいました。