『新海誠展 「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』(TFUギャラリー Mini Mori) | 空色ノートのブログ

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TFUギャラリー Mini Mori (宮城県仙台市)で開催中の『新海誠展 「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』を見てきました。
※クロージングムービーのネタバレあり。ご注意下さい。


この展覧会は、新海誠監督のデビュー15周年を記念して企画されたもの。絵コンテや作画、設定資料や映像など、貴重な制作資料が紹介されています。東北では初開催、来場者スタンプカードは「言の葉の庭」となっています。

音声ガイドを担当するのは、「君の名は。」で立花瀧役を演じた神木隆之介さん。優しく落ち着いた声で、とても心地好かったです。女性には特にお勧め。

監督の修正指示を読んだり、絵コンテから映像を思い浮かべてみたり、各所で映像に見入ったり…。たっぷり3時間半の観賞となりました。
「秒速5センチメートル」のスーパーカブや「星を追う子ども」の鉱石ラジオ、「言の葉~」の靴、「君の名~」の組紐作りの丸台など、作品を身近に感じる展示物が嬉しかったです。欲を言えば、図録にも載せて欲しかった…。
個人的には「雲のむこう、約束の場所」のパイロットフィルム、「君の名~」の企画書(「夢と知りせば(仮)」ー男女とりかえばや物語)と、神楽舞の映像が興味深かったですね。
また、フォトショップで1枚ずつ塗って仕上げた「秒速~」、場面に応じてキャラクターの輪郭線を塗り分けた「言の葉~」は、非常に手間がかかったんだろうなぁ…と。
最後にクロージングムービーも用意され、見ていて胸が熱くなりました。お互いの名前を呼び合う場面が堪らないです。

思考錯誤しながらも、新しいことに挑戦し続ける新海監督。アニメーション制作はもちろん大変でしょうが、楽しんでいる様子も伝わってきました。そして、その制作にはスタッフが必要不可欠であること、作品には観客の声も反映されていることを、しみじみ感じました。

物販会場には撮影スポットが。瀧君と三葉になりきるのも良いかもしれませんね。


会期は7月8日までとなっています。