【金鯱賞・回顧】
中京競馬場で行われた金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)は、中団でレースを進めた池添謙一騎手騎乗の1番人気⑥ヤマカツエース(牡5、栗東・池添兼雄厩舎)が、直線で各馬を差し切り、逃げ粘った7番人気⑮ロードヴァンドール(牡4、栗東・昆貢厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒2(良)。
さらにハナ差の3着に13番人気⑧スズカデヴィアス(牡6、栗東・橋田満厩舎)が入った。
なお、3番人気ステファノス(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)は6着、2番人気プロディガルサン(牡4、美浦・国枝栄厩舎)は7着に終わった。
1着○⑥ヤマカツエース (1番人気)
2着…⑮ロードヴァンドール (7番人気)
3着…⑧スズカデヴィアス (13番人気)
6着◎⑨ステファノス (3番人気)
かなりの好メンバーだった今年の金鯱賞でしたが、勝ったのは昨年の12月開催の金鯱賞を勝ち、暮れの有馬記念でも不利があり立て直す場面もありながら4着と善戦した⑥ヤマカツエースが、最後は真ん中から抜け出して連覇の勝利となりました。
結局は1番人気の⑥ヤマカツエース、一時のスランプを脱してさらに進化を遂げたのを感じさせる一戦でやはり2000mはこの馬のベストということを確信させられる勝利でした。
とはいえ、やはり中京の開幕週であんまり後方にいてはダメだったし勝ち馬の後ろは激戦でそのなかで内で逃げて粘った⑮ロードヴァンドールが踏ん張りをみせる2着、中断から脚を伸ばした⑧スズカデヴィアスと、他の人気馬が伸びを欠いたりするなかで使ってきた強みと今日の馬場を生かしてロスのない位置で走れた馬が2~3着したという印象でした。
⑮ロードヴァンドールも小倉大賞典で速い流れを追いかけて踏ん張り4着と重賞でもやれるところをみせていたし⑧スズカデヴィアスもオープン特別で重賞2着のサクラアンプルールを内から差し返す強い競馬で勝ってきてますしね。
そして、ステファノスはうまく包まれないように運んできてたのですが、いつものキレは発揮できなかったしこれは休養明けのぶんもあったかもね。それなりに差は詰めてはきたけど・・・。
プロディガルサンはやはり前走マイル使ってきたこともあって折り合いに苦労してるようにみえたし踏ん張れなく最後一杯な感じになってたし、それと内は最後ごちゃついててルージュバックも詰まって抜け出せなかったしナスノセイカンも行くとこ行くとこ詰まって残念な競馬でしたね。
とりあえず、今日の競馬ではヤマカツエースは強かったけど、その後ろは巻き返してくる馬もいそうですね。
明日はフィリーズレビューと中山牝馬ステークスです。
とことで・・・