【クイーンC・回顧】
札幌競馬場で行われたクイーンS(3歳上・牝・GIII・芝1800m)は、4番手でレースを進めた四位洋文騎手騎乗の9番人気マコトブリジャール(牝6、栗東・鮫島一歩厩舎)が、直線で脚を伸ばして、2番手追走から一旦は抜け出していた1番人気シャルール(牝4、栗東・松永幹夫厩舎)をゴール前で捕らえ、これにアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分47秒7(良)。
さらに2.1/2馬身差の3着に11番人気ダンツキャンサー(牝5、栗東・谷潔厩舎)が入った。
1着…②マコトブリジャール (9番人気)
2着◎⑪シャルール (1番人気)
3着…①ダンツキャンサー (11番人気)
3連複 60230円
3連単 397120円
今年も四位騎手が北海道で重賞勝ち!②マコトブリジャール!
この馬は前走の福島牝馬Sにつづいて重賞連勝でした。最終的に400kg前後の小さい馬体とこれまでの安定性を考えて切ったら、予想以上の頑張りをみせての重賞連勝でした。
まず、スタートから前に出していった連勝中の外枠リラヴァティ、そして人気の一角⑪シャルールも今日は開幕週の小回りを意識してか果敢に先行して2番手につけました。
これを4番手の内で②マコトブリジャールが見ながらの追走でした。
リラヴァティがハナで逃げるも4コーナーではやめに後方からも押し上げてきて、やや余裕のなくなったリラヴァティの手応えが怪しくなり、かわって外の⑪シャルールが手応え抜群で並んできた。
そしてこれをピッタリマークするように内でジッとしていた②マコトブリジャールが⑪シャルールを目標に仕掛ける、その直後からも内で我慢してきた①ダンツキャンサーと内枠の2頭が進出開始!
リラヴァティが残り200mのハロン棒手前で失速して⑪シャルール先頭に躍り出るとかわって②マコトブリジャールが一気に脚を伸ばしてきて襲い掛かりかわしてゴールイン!
2着⑪シャルールは最終的にスタートダッシュで脚を使ったぶん最後に力尽きた感、しかし不利な外枠からポジション取りに行って押し切り寸前のところを経済コースを駆けてきた馬に差されてしまったという内容で枠順の差は大きかった、力は十分出し切ってのものだしVM大敗の汚名は返せたのかなと思うしつぎにつながる内容だったかなと感じました。
そして、勝った②マコトブリジャールは枠順をいかした見事な立ち回りでラストの伸びは素晴らしかった。
驚いたのは3着のダンツキャンサーでした。前走は51kgを背負ってのものだし別定で重賞、そして個人的にベストは1400mというイメージもあったのでノーマークでした。
他では、外から動いたロッテンマイヤーは直線中で失速、後方待機組は最後にレッドリヴェールあたりも差を詰めてきたのですが4着あたりまででしたがここ数走と比べるとやはり洋芝は走りますね。
【アイビスSD・回顧】
新潟競馬場で行われたアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)は、外に動きつつ2番手につけたM.デムーロ騎手騎乗の1番人気ベルカント(牝5、栗東・角田晃一厩舎)が、大外枠から先手を取った2番人気ネロ(牡5、栗東・森秀行厩舎)と最後まで競り合い、これをアタマ差下して優勝した。
勝ちタイムは54秒1(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に3番人気プリンセスムーン(牝6、栗東・安田隆行厩舎)が入った。
1着◎④ベルカント (1番人気)
2着○⑬ネロ (2番人気)
3着…⑥プリンセスムーン (3番人気)
3連複 480円
3連単 1800円
直線で行われる唯一のJRA重賞レース、サマースプリントシリーズ第3戦アイビスサマーダッシュですが、昨年につづいて快速娘④ベルカントが⑬ネロとの激熱の叩き合いを制して連覇を果たしました。
とにかくゲート出てからのダッシュが速い④ベルカント、今年は4枠からのスタートがどうかという不安もあったし、大外のネロが外ラチ沿いをピッタリつけて内に入らなければいけない状況で、ハナを取りにいって外目に出して2番手を⑬ネロの内で追走する④ベルカントでした。
そして⑬ネロが仕掛け手綱が動いているのをまだ楽な手応えで並んでくる④ベルカント、そして仕掛ける④ベルカント、だが⑬ネロも抵抗して差し返す。
2頭の後ろからは3番人気の⑥プリンセスムーンが食らいつく。
しかし前の人気2頭の叩き合いは馬体をぴったし並べてゴールまで続きました。
わずかに内で抜け出してアタマ差抜かせなかった④ベルカントが優勝!
今年も夏女ベルカントのサマースプリントチャンピョオンのタイトルが見えてきたか。
人気通りの決着でしたが上位3頭、4着とは差があったし強かったです。
ネロもあと一歩という感じでしたが、ベルカントの根性が上回ってましたという感じでした。
このあとベルカントは北九州記念の予定ということでサマースプリント連覇へまずは1勝ですね。
他ではアットウィルあたりも最後はよく伸びてきてましたが、初の千直でちょっと置かれる感じで「一瞬置かれる」とコメントもあったようですが馬が戸惑う感じもあったようでした。
今日はプリンセスムーンが来たら諦めようと思ってたとおりにきっちりきてしまいました。。。
本命はどちらも上位にきてくれたので、うまく噛み合ってくれればまたそのうち当たるでしょう(・.・;)
まぁ白熱したいいレースでしたしね。
来週は小倉の夏の受賞、小倉記念、新潟では3歳ダート重賞、レパードSです。
とことで。