【産経大阪杯・回顧】
阪神競馬場で行われた大阪杯(4歳上・GII・芝2000m)は、2番手でレースを進めた横山典弘騎手騎乗の2番人気アンビシャス(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)が、直線で脚を伸ばして、逃げ粘る5番人気キタサンブラック(牡4、栗東・清水久詞厩舎)をゴール前で捕らえ、これにクビ差をつけ優勝した。
勝ちタイムは1分59秒3(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に4番人気ショウナンパンドラ(牝5、栗東・高野友和厩舎)が入った。
1着◎⑨アンビシャス (2番人気)
2着○⑦キタサンブラック (5番人気)
3着△⑧ショウナンパンドラ (4番人気)
3連複 2540円
3連単 12830円
ここは負けられない、今日は2番手からレースを進めた⑨アンビシャスが直線逃げる⑦キタサンブラックをかわし先頭で押し切っりました。
しかし、これまで追い込み馬のイメージを払拭するかのような先行策、横山典騎手の馬のリズムを考えての騎乗が見事に決まりきっちりと賞金加算、そして初のGⅡタイトルを手にしました。
もうこれはベテランジョッキーが成せる技というか、典さんは無理なときはヤラズといわれることもありますが思い切った騎乗が見事にハマるときがあって度々驚かされますね。
そしてゲートオープン後はちょっと掛かってるかとも見えたのですが今日はすぐに落ち着いて後はスローで流れてキタサン目標で進めました。
これで、春は休んで秋の天皇賞目標ということらしいですが、もしかすると宝塚記念というプランもあるかもということみたいですね。
個人的には安田記念なんかも面白そうとか思うのですが・・・現役屈指の豪脚を使える馬ですしまずは大事に使って大きいタイトルを手にして欲しいですね。
そして、気分よく逃げた昨年の菊花賞馬⑦キタサンブラック、馬主はご存じ北島三郎さんですが今回はサブさんの希望で新コンビ天才武豊騎手騎乗で楽しみな初戦、ほんとにうまいこと逃げて完璧なペースで行ってはいたのですが、武騎手も言ってたように⑨アンビシャスの予想外の先行策、そしてぴったりとマークされる位置で追走されましたからさすがに厳しかったですね。
ただ、レース内容としては春初戦でしたし2着は確保したわけですし悲観するとこはなかったと思います。
逆に、さすが菊花賞馬、昨年の有馬記念でも差のない4着でしたから期待持って天皇賞へ進んでいけるでしょうね。
そして3着争い、まぁ今日はペースにも尽きるのですが、そこでも瞬発力ある女王⑧ショウナンパンドラが最速の末脚を駆使してなんとか3番手に上がって、1番人気のラブリーデイは惜しくも4着と。。。
ショウナンパンドラも今日は前目、早めで積極的に攻めはしたのですがこう上りタイムが速いと仕方ないとこですね。次はヴィクトリアマイルで牝馬同士、女王としては負けられませんがマイル戦、楽しみです。。。
ラブリーデイは元々が叩き上昇型と言われてましたし直線での位置取りがすべてでしょう。
ヌーヴォレコルトもいい位置にいたものの踏ん張りきれず、これも香港帰りの休養明け、上りも速かったし次に期待でしょうか。
他では今日はそれなりの脚は使って見せ場あった皐月賞馬イスラボニータ、前走大敗からは巻き返しましたが使いつつという感じでしょうか。
【ダービー卿CT・回顧】
中山競馬場で行われたダービー卿チャレンジT(4歳上・GIII・芝1600m)は、中団でレースを進めたA.シュタルケ騎手騎乗の5番人気マジックタイム(牝5、美浦・中川公成厩舎)が、直線で内を突いて脚を伸ばし、3番手追走から一旦は先頭に立った4番人気ロゴタイプ(牡6、美浦・田中剛厩舎)を捕らえ、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒8(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に2番人気サトノアラジン(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)が入った。
1着△⑩マジックタイム (5番人気)
2着…⑭ロゴタイプ (4番人気)
3着○⑥サトノアラジン (2番人気)
3連複 6930円
3連複 59230円
昨年は年度代表馬に選ばれたモーリスが圧倒的な強さで優勝したダービー卿チャレンジTですが、今年もマイルのスター候補が集まったダービー卿、ゴール前はガラッと一転するハンデ戦らしい展開で計量53kgの好調⑩マジックタイムとシュタルケ騎手が制しました。
好スタートから1番人気のキャンベルジュニアが逃げる展開、皐月賞馬⑭ロゴタイプは3番手追走、2番人気⑥サトノアラジンは中団、その後ろあたりに⑩マジックタイム。。。
4コーナーから直線入り口では⑭ロゴタイプが勝つんじゃないか?という手応えできてたのですが、いつのまにか内から上がってきてた軽量⑩マジックタイムがスルスルと伸びてきて、真ん中にキャンベルジュニアを挟んで一騎打ち、その後ろからこれも内をスルスルと差を詰めてきた⑥サトノアラジン、しかし、⑥サトノアラジンはやはり春初戦もあってでしょうか4コーナーの反応、が勝ち馬よりスムーズでなかったぶんスパートが遅れて3着まで、まぁしかし東京にかわればもっとやれるでしょうし今日は春初戦としての力は示したかなという印象でした。
同じような位置から手応えよく抜け出した⑩マジックタイム、こっちは軽量53kgももちろんでしたし使ってきてる強みそして内からスムーズに運んで、前走京都牝馬S2着からOP2戦目で初重賞勝利でした。
それで、2着の皐月賞馬⑭ロゴタイプ、2~3歳の時は父ローエングリンからえらい強い馬出てきたな・・・と思ってたのですが、古馬になって父ソックリになりましたよね。
中山得意で1800ベストで、ちょい足りない感じもこんなに似るパターンてさすが血のロマンというかブラッドスポーツですね。
今日は58kgとマイル、そして外目の枠がどうかと思ったのですが、なんのことなく好位につけて抜群の手応えでまわってきてさすがにこのメンバーなら実績の違い、力の違いを見せつけられました。
さすがに重量差があと一歩届かずの2着でしたが、この中山での⑭ロゴタイプの走りには頭が下がります。孝行息子ですね。
そして、もう一頭印はつけなかったのですが様子見だったのが、前走落馬のアクシデントに見舞われたダッシングブレイズ。
今日はバラついたスタートだったのですがこの馬が一番スタートよくなかったですね。
ただ、後方からの競馬で最後は大外に出してきて最後まで伸び脚みせて差は詰めてきてましたからこれも東京にかわって次は楽しみもありそうですね。
後遺症で良さが殺されることはなかったようでよかったです。
今日は先週のこともあってとりあえず、トリガミになりにくいように買ったので、おやつ代(?)くらいは出ましたができればダービー卿くらいの配当当てたかったなぁ。。。
そういうわけで、いよいよ桜もピークトラム・・・来週日曜は桜舞い散る阪神競馬場でいよいよ開幕!クラシック第一弾桜花賞です。
選ばれし桜の女王の座を射止めるのは・・・。。。
土曜日にも2重賞、NZT、阪神牝馬Sです。
とことで!

