【アルゼンチン共和国杯・回顧】
東京競馬場でアルゼンチン共和国杯(3歳上・GII・芝2500m)が行われ、好位でレースを進めた吉田隼人騎手騎乗の1番人気ゴールドアクター(牡4、美浦・中川公成厩舎)が、直線で脚を伸ばして、2番手追走から一旦は抜け出した4番人気メイショウカドマツ(牡6、栗東・藤岡健一厩舎)をゴール寸前で捕らえ、これにアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分34秒0(重)。
さらに2.1/2馬身差の3着に3番人気レーヴミストラル(牡3、栗東・松田博資厩舎)が入った。
1着◎⑮ゴールドアクター (1番人気)
2着△⑭メイショウカドマツ (4番人気)
3着…⑱レーヴミストラル (3番人気)
3連単 14570円
重馬場まで悪化した東京で行われたアルゼンチン共和国杯は1番人気に応えて破竹の3連勝で⑮ゴールドアクター初重賞制覇!
ただ、今日は非常に苦しいレースになりました。
先行争いは逃げ馬2頭⑤スズカデヴィアスと⑭メイショウカドマツ、メイショウは前走控えて結果が出なかったので逃げ宣言らしきものも飛び出してましたが、結構軽く気合いつけるように行っただけであとは馬なり、内からスズカデヴィアスが飛び出していってあっさり譲るように2番手に控えました。
スズカは1頭離して逃げましたが完全にスローでしたね。
そして人気の⑮ゴールドアクターも外からでしたがスーッと4番手に上がっていって好位置でした。
4コーナーではやくもスズカデヴィアスは捕まり手応え怪しくなって外から⑭メイショウカドマツが先頭、そしてその外からマークするように⑮ゴールドアクター、これは圧勝かとも思えたのですが⑮メイショウカドマツが逃げる逃げる、これを捉えられない⑮ゴールドアクター、結局2頭の激しいデッドヒートはゴールまで続いて最後なんとか交わした⑮ゴールドアクター、よく粘った⑭メイショウカドマツ。。。
ほんとうに4コーナーの感じからだと楽に交わせると思いきや逃げ馬の怖いところで、今回はひと叩きと流れも向いてしぶとく粘ってあわや逃げ切りというレース、ただ⑭メイショウカドマツお昼に見たら7番人気でしたが4番人気まで上がってきてましたね。
そして、3着争いは混戦でしたが、この馬場でこの流れで、後方から33.8秒の鬼脚で追い込んだ⑱レーヴミストラルでした。
さすがに久しぶりだし、大外枠だしスローペースになりそうなのでスルーしたら良馬場並みの末脚、今日はこの馬が先に向けては一番レースしたかもしれません。
勝った⑮ゴールドアクターも3連勝でGⅡまで上り詰めてきました。今日はもうちょっと楽に勝って欲しかった気もしましたが最後は勝負根性見せました。
このあたりはまだまだ奥があるのかなと言った印象もありますけどね。
【みやこS・回顧】
京都競馬場でみやこS(3歳上・GIII・ダ1800m)が行われ、中団でレースを進めた浜中俊騎手騎乗の7番人気ロワジャルダン(牡4、美浦・戸田博文厩舎)が、直線で内を突いて、4番人気ローマンレジェンド(牡7、栗東・藤原英昭厩舎)との叩き合いを制し、さらに後方から追い込んできた6番人気カゼノコ(牡4、栗東・野中賢二厩舎)の追撃も退け優勝した。勝ちタイムは1分47秒8(不良)。
2着はアタマ差でカゼノコ、3着はさらにクビ差でローマンレジェンドとなった。
1着…②ロワジャルダン (7番人気)
2着△④カゼノコ (6番人気)
3着…①ローマンレジェンド (4番人気)
今日は京都も雨で不良馬場、砂がドシャドシャというよりもカチカチになってる感じでなんとも嫌な予感もしてたのですが見事に上位人気馬がぶっ飛びました。
注目は3連勝の逃げ馬モンドクラッセでしたが、今日はもう一頭の逃げ馬エーシンモアオーバーがいて結局、2番手からの競馬になりました。
まぁしかし4コーナーから押して行って直線は前のエーシンモアオーバーを捕まえると抜け出しに掛かろうとしたのですが三浦騎手もコメントしてるように重賞の壁ですかね、内から一気に①ローマンレジェンド、さらに内から②ロワジャルダンと襲い掛かってきて外からは人気の2頭、クリノスターオー、ダノンリバティが差し込んできて抵抗できず。。。
ただ、今日は少頭数でしたが、外をまわってきたダノンリバティ、クリノスターオーは厳しくなってしまった。
ダノンはスタートも悪かったしやや掛かってたような感じもありましたしね。
内の2頭が抜け出して激しい叩き合いの末、抜け出したのは終始内ラチでロスのない競馬をみせた人気薄の②ロワジャルダン、最後は実績馬①ローマンレジェントを内から交わして抜け出し、ゴール前大外からものすごい脚で追い込みの④カゼノコが突っ込んできて2着浮上。
勝った②ロワジャルダンも連勝で挑んだ前走は東京のオープン特別で1番人気4着と敗れ人気も落としてたのですが、今日はロスのない立ち回りで岩田騎手のオハコのイン差しのさらにインから交わすという味のある戦法で重賞勝ちしました。
そして、後方待機の④カゼノコは叩いて変わってきましたね。春もいいレースしてた馬ですし京都は得意ですし最後はすごい追い込みでした。惜しかった。
一瞬内から勝ちきると思うほどの伸びだった①ローマンレジェンド、しかし最後に斤量差と年齢の差がでましたか、しかしやっぱりG1馬の底力は見せました。
今週はバタバタしてたのもあってこんなもんでしょう(^^ゞ
といいわけしといて、来週から年末までG1シリーズ再開、駆け抜けていきますよー!
来週はエリザベス女王杯です。
とことで。。。