【エルムS・回顧】
札幌11Rのエルムステークス(3歳以上GIII・ダート1700m)は2番人気ジェベルムーサ(岩田康誠騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分43秒0(稍重)。クビ差の2着に5番人気グレープブランデー、さらに1馬身1/4差の3着に7番人気エーシンモアオバーが入った。
1着◎④ジェベルムーサ (2番人気)
2着△⑤グレープブランデー (5番人気)
3着…⑧エーシンモアオーバー (7番人気)
見事なロングスパートのレース運びで押し切った④ジェベルムーサ。
見ててもハラハラする豪快なレースがすっかり定着したようで、今年の夏のダート1番の上り馬といっていいでしょうね。
レースは9歳馬⑧エーシンモアオーバーがハナにこだわっての逃げ、今回は先行したい馬も多く外から人気のクリノスターオーも押していきましたがやはりそういうメンバー構成で小回りの札幌コースで外枠というのは脚をかなり使ってたし厳しい感じしましたね。
そして後方から3頭目を追走していた④ジェベルムーサはここ2走で身につけたロングスパート!いわゆる春天のゴールドシップのような戦法、もう1000m標識すぎたあたりから一気にポジションを上げてエーシンモアオーバーの直後まで忍び寄って楽な手ごたえの後ろで交わされたクリノスターオーは必死に鞭を飛ばして手綱しごいてでしたから今日はリズムに乗れなかった感じですね。
直線向いて追い出すと一気に抜け出し最後詰められるもなんとか押し切る内容!
逃げた⑧エーシンモアオーバーもさすがに得意のコースで簡単には止まらない、9歳馬とは思えぬ粘り腰で最後は内で脚をためて伸びてきた⑤グレープブランデーに交わされたが3着に粘りこんだ。
2着は終始中団のラチ沿いをソツなく立ち回った古豪グレープブランデーだった。
4コーナーでは苦しそうな手ごたえのクリノスターオーも最後は必死に脚を使い4着、ソロルも勝つときは4コーナーでもっとスッとこれるのに今日は反応も悪く感じたがそれでも5着と一応の力はみせてくれたと思いますが、やはり小回りコースは内のほうが有利ですね。
エーシンモアオーバーは昨年は馬体減とかあったようで今年は出来も良く巻き返しの可能性も考えたが9歳馬、迷って初ダートの①にいってしまい買えず。。。
【関屋記念・回顧】
新潟競馬場で関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)が行われ、スタート一息も押してハナを奪った川須栄彦騎手騎乗の2番人気レッドアリオン(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、直線に入って一旦は並びかけられたものの、再び後続を引き離して、最後は中団追走から脚を伸ばしてきた6番人気マジェスティハーツ(牡5、栗東・松永昌博厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。
勝ちタイムは1分32秒6(良)。
さらに1/2馬身差の3着に9番人気ヤングマンパワー(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が入った。
1着◎⑫レッドアリオン (2番人気)
2着…④マジェスティハーツ (6番人気)
3着▲⑩ヤングマンパワー (9番人気)
スタートでは今回も出遅れた⑫レッドアリオン、ゲートは心配もありましたがここは大外枠でその後盛り返して先頭に上がっていけましたね。
直線はいつ交わされるのかとハラハラさせる場面もありましたが、逃げ馬不在の予想通りのスローで最後は二の脚を使い押し切る内容でG2勝利馬の力を見せた。
2着争いには3歳馬⑩ヤングマンパワーが3番手から脚を伸ばしてくるが、最後に後方にいた④マジェスティハーツが馬群を割って外から差してきて2着浮上、この馬も勝ち味に遅くあと一歩だが最後は本当にいい脚で伸びてきた惜しい。
3着の⑩ヤングマンパワーも渋いところのある馬で人気以上に走る。今日は斤量差もあっただろうがマイルあたりはは合っている。古馬ともやれたことで今後も注目したい馬。
今日はいいとこがなかったスマートオリオン、いい位置でペースも緩かったが大敗。
新潟得意の良血場サトノギャラントもマジェスティハーツの内にいて自慢の末脚を使う手ごたえだったが前が壁になり不完全燃焼、新潟のマイルは内がごちゃつき外にも出せず今日は力を出せなかったが次回の巻き返しに注目だろう。
そんなわけで、今週も本命に推した馬は期待に応えてくれたのですが、なんともヒモが1頭抜けで両重賞ともにはずれ。
多少は予想もマシになってきてる感じはするが結果がすべてなのは競走馬も馬券も同じことですな。。。
来週は夏の大一番、札幌記念(G2)、小倉ではサマースプリント北九州記念(G3)です。
また来週夢みましょう。