【アーリントンC・回顧】
阪神競馬場でアーリントンC(3歳・GIII・芝1600m)が行われ、先団の後ろでレースを進めた松岡正海騎手騎乗の9番人気ヤングマンパワー(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、直線半ばからグイグイと脚を伸ばして、一団となったゴール前の争いからわずかに抜け出し優勝した。勝ちタイムは1分35秒9(良)。
勝ったヤングマンパワーからクビ差の2着は3頭の際どい争いとなったが、5番人気アルマワイオリ(牡3、栗東・西浦勝一厩舎)に軍配が上がった。ハナ差で7番人気マテンロウハピネス(牡3、栗東・昆貢厩舎)が3着、さらにハナ差で1番人気ナヴィオン(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)が4着となった。
前半 35.6-48.1-1.00.8 後半 47.9-35.1
勝った⑧ヤングマンパワー!頭が高い走法ながらも前走も最後までしぶとく脚を使ってましたしそれなりのキレも持ってますからうまく仕掛けて混戦を制しました。
スタートは地方から参戦の⑤ジャジャウマナラシが押して先行すると意外にポンとハナに行ってしまい抑えて外から⑪マテンロウハピネスに行かせる形に、そして⑦ネオスターダム、⑨エイムハイ、大外⑫ナリタスターワンあたりも先行、そして今日は展開を見込んでなのか、早目の位置に①ナヴィオンが内枠からラチ沿いを中団で構えている。
その後ろに⑧ヤングマンパワーが付けて、直後外から⑩ネオルミエール、最後方から行くのが④アルママイオリ。
ペーストしては平均ペースで思ったよりは流れてる展開だったと思います。
各馬直線までじっくりと動かずまわってきて、さぁ直線逃げる⑪マテンロウボスに内から襲いかかる⑦ネオスターダムが並んできて交わして先頭だ!
後ろからは⑧ヤングマンパワーが食い下がるなか内から①ナヴィオンがいい脚で差を詰める、さらに大外から最後方にいた④アルマワイオリが突っ込んでくる、連れて3番手で食い下がっていた⑧ヤングマンパワーもようやくエンジンが掛かって伸びてくる。
そして押し切るかと思われたネオスターダムがゴール前失速、ゴール前は⑪マテンロウボス、①ナヴィオンももう一度盛り返して、大外④アルマワイオリ、中に⑧ヤングマンパワーと並んで大混戦だった。
しかし、クビ差抜け出していたのは⑧ヤングマンパワー!9番人気もエンジンが掛かってからの脚は見どころたっぷりだった。
2番手以下は接戦、も大外から末脚爆発させたG1、2着馬④アルママイオリが実績通りの末脚で惜しい競馬だった。
3着も一旦交わされながらも再度盛り返した末脚を見せた⑪マテンロウボスが食い込んだ。
他では①ナヴィオンも接戦に加わったがハナハナの4着、今日は好位からレースを進めたものの後方で溜めたほうがやはり勢いはある気もする。
どちらにしてもまずは良馬場大前提ということは間違いなさそうだが、確実な末脚は今後も注目。
そしてアルマワイオリも朝日杯がフロックではないことを証明する末脚を見せた。今回も実績ほどの人気は集めてないが注意が必要。
勝ったヤングマンパワーはエンジンの掛かりが遅いのと頭が高い走法、器用さはなさそうだが能力は高そう。
1着…⑧ヤングマンパワー(9番人気)
2着…④アルママイオリ (5番人気)
3着△⑪マテンロウハピネス (7番人気)
単⑧3480円
馬連 10610円
馬単 27340円
3連複 36580円
3連単 325370円
明日は少数精鋭の中山記念、高松宮記念の前哨戦にフルゲート大混戦の阪急杯です。
馬場が残念ですが好レース期待。
ではまた明日(o・・o)/~