【秋華賞・結果】
京都競馬場で秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)が行われ、先団グループから離れた中団でレースを進めた浜中俊騎手騎乗の3番人気ショウナンパンドラ(牝3、栗東・高野友和厩舎)が、直線に入って内の馬群の間から抜け出し、中団追走から外を回った1番人気ヌーヴォレコルト(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)の追撃をクビ差振り切って優勝した。勝ちタイムは1分57秒0(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に4番人気タガノエトワール(牝3、栗東・松田博資厩舎)が入った。
さて、3歳牝馬が夏を越して最後の同期対決!最後の1冠を制したのは夏に成長示したショウナンパンドラでした。
残念なのは注目してた▲⑬パシフィックギャルが本馬場入場後に出走取消となりました。これに関しては返還がありますのでご注意をどうぞ。
このレースと鍵となったのはやはりゲートでしょう。直線の短い京都の内回りコースはポジション争いを失敗すると結果がかわってきてしまいます。
そのゲートがバラついたスタート、特に悪かったのが9ヶ月ぶりのオメガハートロックはすぐさま内に持っていきましたね。
そして内の方ではそのオークス馬ヌーヴォレコルトも一完歩出遅れで、中断の後ろあたりに付けることに、これは多分前走からすると岩田騎手の思惑より後ろでしょう。(前:34.5)(1000:58.0)
ハナはペイシャフェリスがやや引き離しての逃げ、3番人気ショウナンパンドラはちょうど中間に位置して追走、その後ろにタガノエトワール、そしてその直後にようやくヌーヴォレコルト、これをマークしてレッドりヴェールもつづいている。
そして4コーナーの攻防は、やはり少しでも経済コースを通るために内は諦め、もうヌーヴォレコルトはすぐに外に出していく、この判断ももう圧倒的人気馬ですし仕方のない判断ですがこのあたり岩田騎手がするするとうまく外に出しましたね。
そして直線コース、リラバティが逃げたペイシャフェリスを捕まえると、直後につけていたショウナンパンドラが内が開くのを待って一気に抜け出した!
これはまさにヌーヴォレコルトがやりたかったレースでしょうね。そういう意味ではゲートミスで逆にパンドラに前走のローズSでヌーヴォがいたポジションを取られてしまい外に出さざるおえなかったということでしょう。
まぁそこはしかし春にハープスターを破った実力馬!外に持ち出してからすごい末脚で伸びて最後はクビ差まで猛追したがおよばず2着。
勝ったのは夏に成長示したショウナンパンドラが秋華賞を制した。(後:35.3)
そして3着は5戦のキャリアで挑んだタガノエトワールが、今日は馬場の真ん中から差し込んで前走の力がけして恵まれたものでないと言わんばかりの大健闘を見せた。
強い馬はこういう不利を乗り越えて強さを証明していく部分もありますが今日のレースは負けたもののヌーヴォレコルトの強さは証明した敗戦と言えるでしょう。
そして勝ったショウナンパンドラも浜中騎手の好騎乗ももちろんですが夏に新潟で末脚に磨きをかけて気性も成長して父ディープインパクトの成長力を感じる今後に楽しみが増える勝利だったですね。
あとひとつ、レッドりヴェールは今回も4コーナーの感じは悪くないのに伸びない。ステイゴールド産駒なので中距離という印象があったけどひょっとして距離が長いのかな?それとも早熟だったのか?今後は復活に向けて適性もさぐっていって欲しいですね。
1着…⑥ショウナンパンドラ (3番人気)
2着◎④ヌーヴォレコルト (1番人気)
3着…⑫タガノエトワール (4番人気)
単⑧1010円
馬連 630円
馬単 2050円
3連複 1940円
3連単 12790円
来週はいよいよ3歳牡馬クラシック最終関門!菊花賞です。
ダービー馬ワンアンドオンリーが期待通りの競馬をみせるか、それともステイヤーの血が目覚める伏兵馬が菊の大輪を咲かせるか?
注目の京都3000m!菊花賞!
土曜日の東京ではマイルチャンピョンシップに向けて富士ステークス(G3)です。
では(o・・o)/~またの~