【R100】★★
解説
『大日本人』『しんぼる』『さや侍』などを手掛けてきたダウンタウンの松本人志がメガホンを取ったけた外れの異色作。決して開けてはならないパンドラの箱を開いてしまった主人公が遭遇する未知の体験を活写する。大森南朋、大地真央、寺島しのぶのほか松本自身も出演を果たし、前田吟や渡部篤郎ら個性派俳優らも豪華共演。観客の想像をはるかに超えた見せ場に向かって疾走するストーリー展開に度肝を抜かれる。
あらすじ
男(大森南朋)は誘惑に負け、1年という期限付きでミステリアスなクラブへの入会を決意する。入会の際の条件は、たとえ何があろうとも途中で退会することはできないという内容だったが、当初彼はそのことをまったく気にも留めていなかった。その後、彼の人生には次々と型破りで魅力的なキャラクターの女性たちが出現するようになり……。
遅ればせながら、という感じで松本人志監督第4弾『R100』を観ました。
これまでの作品でも期待度はかなり持ってたのですが、残念ながら期待以上のものはそれほど・・・それでも前作の「さや侍」では父を失い竹原ピストルが娘への手紙を読み上げるシーンでは涙溢れました。
でも2作目の「しんぼる」は正直、理解できなくて面白みがなかったのが個人的な感想です。
まぁまっちゃんの映画の常識を覆す的な野望的な挑戦的な、そういうのがあるのかな?それがファンには期待を抱かせるというのもあるのかもしれないね。
そういう意味では支持の分かれる映画かもしれませんね。
今回も「ようこそ未体験の世界へ」てチラシに書かれてるように見たことないような映画っていうまっちゃん監督の独特な世界観を匂わせてますよね。
キャストも期待を抱かせるものだしどうなっちゃうんだろうて期待と、また表現についていけるかな?って不安と半分半分。
いや、期待それほどしてなかったかな。(ネットの評価も見たら低かったし)
結局、そんな思いもあって、準新作落ちまで待ちとかしてたらこの時期になってしまったんですけどね。
そして今日観たのですが、評価はほんとに個人個人で違うと思いますが、個人的な評価ということでおねがいします。
あらすじにあるようにミステリアスなSMクラブに入会する男(大森南明)、この男がプレイの後に見せる顔が結構ツボで笑えましたね。
この顔「なんやねーん」て思ったけどやっぱりそういうことかって最後は松尾スズキさんのセリフの意味もわかってくるね。
それが、色々な女王様が日常空間に現れるので、ちょっと現実世界からは離れてる感じですけど、いつ現れるかわからなくて次第に、それがクラブと敵対していくんですね。
まぁその女王様も個性的な方たち、でもやっぱり渡辺直美は面白かった。
あと、まっちゃんも警察官の役でちょい出演、ここもみどころ。
まぁでもその辺をピークに、ややB級映画のような雰囲気になってしましたね。
なかなか面白いかも・・・て思って観てたら後半でそういう展開になってきたという感じが残念。
それでも、今作は「さや侍」の次に楽しめた松本監督作品というのが感想です。
「MはMを突き詰めるとSになりSはそれ以上巨大なSにひれ伏すことにより心の扉が開かれる」んだってっさー(´▽`)