【安田記念・回顧】

東京競馬場で安田記念(3歳上・GI・芝1600m)が行われ、中団でレースを進めた柴田善臣騎手騎乗の1番人気ジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚介厩舎)が、直線で横に広がった馬群の間を抜け、素晴らしい伸び脚を見せて一旦は完全に押し切るかに見えた16番人気グランプリボス(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)をゴール寸前で捕らえ、これにハナ差をつけ優勝した。
勝ちタイムは1分36秒8(不良)。
さらに3馬身差の3着には、直線で内を突きながら脚を伸ばした10番人気ショウナンマイティ(牡6、栗東・梅田智之厩舎)が入った。
不良馬場で行われた今年の安田記念、注目は世界1位にランキングされたジャスタウェイ。
しかし今年はG1ホースが9頭参戦し素質ある上がり馬もいて波乱も考えられるマイル決戦。
レースは予想通り3歳マイル王ミッキーアイルが逃げてハナへ、ただスタートは良くなかったがスピードでハナを奪って行くという感じ、リアルインパクトも押してハナを主張しましたが楽に交わされてしまい2番手、ダノンシャークも今日は早めにリアルインパクトの外につけて、クラレント、カレンブラックヒル・・・ちょうど中段あたりにダービーで1番人気の支持を集めたワールドエース、そして直後に半年ぶりのグランプリボスがつけて半馬身後ろの外に人気のジャスタウェイ!ショウナンマイティは後方集団後ろから3頭目を追走、以下ホエールキャプチャ、エキストラエンド。
ミッキーアイルが飛ばしていく中、もう4コーナーでリアルインパクト、ダノンシャーク、クラレントが横に並んでくる苦しい展開で直線コースに入ってくる。
横に広がっての直線の攻防だがミッキーアイルもよく粘ったのですが直線の中あたりで一杯に、先に前で仕掛けた組みが踏ん張る中、馬群を捌いて割ってくるなんと久々のグランプリボス!
抜け出してくるグランプリボスに今度は内からジャスタウェイも割って出てきた!
あとはもう2頭の一騎打ちだが、先に抜け出しに掛かったグランプリボスが粘る、猛追するジャスタウェイに並ばれるともう一度差し返すグランプリボス、これで勝負あったと思ったが、さらにそれを見てもう一度ド根性の伸びを見せるジャスタウェイが差し返してのゴールはわずかにハナ差捉えてのジャスタウェイの優勝!
いやぁ、それにしてもあれだけ重賞で2着の多かったジャスタウェイが昨秋を機にここまで強くなっていたとは、恐れ入った。
正直、マイルでの一線級相手というのは初めてだし直線は進路が狭いところを割ってきて最後は力でねじ伏せたという並みの馬ではできない芸当。
時計は不良馬場で平凡だったが着差以上に内容の濃い強い競馬で世界一の強さを見せてくれた今年の安田記念、今年は秋には凱旋門賞参戦も視野にあるとか・・・距離の課題もまだありそうだが期待は高まるばかりのレースでした。
そして、久々で今回は万全でないと伝えられてたグランプリボスが一度は勝ったと思ったほどの勢いで突き抜けた、これにはビックリ。
もちろん実績的にはこのくらいやれていい馬なのだが、6ヶ月半ぶりで陣営のパッとしないコメントにノーマーク、人気も16番人気だったしね。
3着には内からショウナンマイティが差を詰めてきてたが、この馬も一時のスランプは脱してきたか。今後に期待ですね。
終わってみれば単勝1.7倍のダントツ人気、しかし2~3着が10番人気以下の2桁人気で荒れましたね。
せめて、2~3着が逆ならば・・・だけど差があったし完敗でした。
1着◎⑩ジャスタウェイ (1番人気)
2着…⑫グランプリボス (16番人気)
3着△⑪ショウナンマイティ (10番人気)
単⑩170円
馬連 18730円
馬単 20330円
3連複 91160円
3連単 373470円
さて春のG1シリーズも、残すところグランプリ宝塚記念だけとなりました。
春もまったくいい結果でませんでした。
まぁしかし昨日ひさしぶりに馬連が少々ですが当たって次はもうちょい大きいとこ当たるといいですけどね。
そして宝塚記念、最後は当てて締められるといいな。
来週はマーメイドS、エプソムCです。
それではまた( ´・ω・`)ノ~バイバイ