ウノハナ先生といえば「きまぐれなジャガー」が大ヒットしましたね。
ロックでスタイリッシュ、そして切ない作品です。無垢で一途で天然で天才の受け君に対し、嫉妬と欲望と愛情が複雑に絡み合うスパダリの攻め。攻めが悩んで悩んで向き合って乗り越えて行く過程が丁寧に描かれています。安心のハッピーエンドですが、切なさが残る青春の名作です。

さて、本題。
この度完結した「新宿69ヘブン 上下」は、歌舞伎町ルポライター×歌舞伎町ウリ専ナンバーワンボーイのカップリングです。
ウノハナ先生にはめずらしく、あざといお色気ビッチな受け君、その名はヒロム。私の受けの好みのど真ん中です。
ネタバレを含む感想なので、内容を知りたくない方はスキップぷりーず。
リンク挟んで下げますね。












もう第一話からグイグイいきます。受けのヒロムは業界のプロですからお色気全開です。歌舞伎町の風俗プロフェッショナルと寝て記事を書く百戦錬磨の慶太がヒロムの存在感とテクニックに圧倒されてしまいます。
その後ふたりは偶然にも期間限定のルームシェアをすることになります。ヒロムは仕事の時とは打って変わって、素では塩対応、家ではしないと慶太を冷たく拒否。慶太は仕事で寝た相手を再び抱かないという信条があるにもかかわらず、ヒロムに惹かれ、抱くためにしばしば指名をするようになります。
このようにふたりの関係は進んでいきます。
ヒロムはかつて学生時代に起業し、仲間に裏切られて借金を負ったことによりウリ専ボーイになりました。借金返済を終えてもなお続ける理由は、人間不信と自分の居場所がもうないから。
そこに慶太が並ならぬ包容力と情熱を持って、グイグイと切り込んでいきます。いい男です。ウノハナ先生お得意のスパダリですね。
ヒロムが徐々に慶太にのめりこんでゆく過程がよかったです。あのヒロムが慶太にベッタリ甘えるようになります。キャラ崩壊しているのではなく、本来素直なのだと自然に思える可愛さです。

ジョージは多めです(だいじなところ)
最初は仕事だからとリードするヒロムにされるがままの慶太が、仕事以外で寝ると雄味全開というところに萌えます。エロいと思いますよ。

まとめ
オネーサンは積極的でテクニシャンな誘い受けが大好物なのでハマりました。ヒロムは本当に綺麗です。10歳ぐらい若くみえて、吸い付くような白い肌って、想像しただけで憧れ♡
ああ、攻め君が羨ましい。
とても素敵なカップルで、大人のラブストーリーです。


こちらも名作です。
完成度の高い表紙だなあと思います。