アマゾンプライムビデオで映画「赤と白とロイヤルブルー」を観ました。

アメリカ大統領の息子と英国の王子の恋を描いています。

プライム会員は無料で視聴できます。

BL視点になりますが、サラッと好き勝手に感想を書いてみました。

ネタバレを含むため内容を知りたくない方はスキップぷりーず。

リンク挟んで下げますね。













私はBL漫画を愛しており、〇十年も愛読しています。

漫画愛ゆえなのか基本BL漫画の実写やアニメはあまり観ないです。

また、BL漫画原作がない同性愛の映画もあまり観ません。

今回の「赤と白とロイヤルブルー」はヴィジュアルがあまりに良すぎるふたりが、ウェディングケーキまみれになっている画像にフラフラとなびいてしまい、気付いたら視聴を始めていました。

この作品には原作があります。2019年にアメリカでベストセラーになった小説をアマゾンが制作をし、アマゾンプライムでのみ配信しているようです。


【実写とBL】

アメリカ大統領の息子×英国ロイヤルファミリーの王子が恋に落ち、紆余曲折を乗り越えて恋を成就するお話。同時に自分たちに与えられたそれぞれの役割に向き合い、それを受け止めた上で自分の人生を切り開いてゆく人間の成長を見ることができます。

アメリカ大統領の息子は、温厚な性格で頼れるいい兄貴、実は人懐っこい甘えっ子。見た目はワイルドなセクシーちゃんです。黒髪巻き毛とくるくるまつ毛がかわいい。父方がメキシコ移民で見た目ラティーノでスペイン訛りがあります(かわいい)

対する王子はいかにも英国人らしく高貴で繊細な悩める王子。金髪でお肌ツルツルな白人美青年です。

とまあ、ついBL視点で観てしまいます。


紆余曲折の末のハッピーエンド、アメリカ映画らしいです。

イギリス人が書いて映画作ったらハッピーにはならなさそう。かつて「アナザーカントリー」「モーリス」など美青年の淡い恋が描かれた映画もありましたが、まあ大体悲劇です。イートン校やそれに準ずる伝統あるエリート校が舞台だったりします。ラブコメとは程遠い、恋愛以外にコンセプトがある重い作品です。


話は戻りアメリカでベストセラーになった原作の「赤と白とロイヤルブルー」のノベルはハーレクインの部類に入るんでしょうか。

ハーレクインの男性版?? なんてあるんですかね。

読み手はどんな人たちなんでしょう?

そして映画は日本でいうところの「おっさんずラブ」の恋あり笑いありのラブコメの位置付けかもしれないな、なんて思ったり。

アメリカの腐女子事情はどうなってるのかな。

アメリカで受けたのは何故なのか、ご存知の方がいたら教えて欲しいです。


私はずっと長〜くBL漫画が好きですが、実写のラブシーンは赤面してしまい、どっぷり浸れない現実があります。

BL漫画なら目を皿のようにして細部まで拡大して読む私なのに、ワイルドセクシー大統領の息子と麗しき英国王子のロマンティックなキスシーンを正視できないんです。

「おっさんずラブ」のようなサラッとしたコメディは大丈夫です。絡みないですからね。

BL漫画=エロいの生々しいのウェルカム

実写=キスなしエロなしプラトニックで

というワガママ嗜好です。

ケアニュ・リーブスとリバー・フェニックスの「マイ・プライベート・アイダホ」はリバーが可愛すぎて惚れました♡

先程言及した「アナザー・カントリー」も好き。いずれもキスもガッツリな絡みもなしです。


とかなんとか御託を並べてはみても、「赤と白とロイヤルブルー」においてやっぱり気になるのは、どっちが攻め?受け?というところです。プラトニックがいいって述べたばかりでどの口が言うなんですが(笑) 悲しいサガなり。

まず、大統領の息子はバイで、英国王子はゲイと言及していました。身長も体格も同じぐらいかな。大統領の息子がワイルドなので攻めかなと思っていましたが、結構甘えん坊でロマンチストだから逆もあるかもね、と。劇中で、はじめての♡の時に英国王子が、全寮制だったから経験があるから僕にまかせてって言うんですよ(イートン校でしょう)王子は誘い受け? そしてイチャイチャシーンになりますが、うーんどっちかなあ。微妙にわからないんですよ。ちゃんと見せてほしいな。もちろんプラトニックがいいけれど、曖昧なぐらいならどっちがどっちかわかる程度に見せてくれると幸いです。ここは悩みたくないところですから。


そのほかユマ・サーマンがアメリカ大統領を演じています。あのキルビルの、パルプフィクションのオネーサンが、大統領に! その頃とあまり変わらずモデル体型でお美しい。クールビューティー好きです。


余談ですが。アメリカ大統領の息子は大好きなマンガ「10dance」の鈴木先生のイメージに合っている印象です。長身ラティーノ、ワイルドでかわいくて、スペイン語訛りの舌足らずな英語が大変チャーミングなところなど。

英国王子は少しマコーレー・カルキン入っている美青年ですね。


【まとめ】

アメリカとイギリスの違いに着目すると面白いです。

文化や服装やアクセントや言い回しや違い等を強調していてかなり笑えます。

コメディとして良い出来だと思います!


そしてこちらはノベルです。

うんうん、もしBLになるとこの感じの絵柄ですよね。

ホッとします。小説ならもっと落ち着いて楽しめそうです。