イァハーツ2023年11月号の連載が終わって1ヶ月後に単行本が発売、電子は5日遅れで読めるというありがたきスピード感でした。

しかもDOGS続編の3巻4巻同時発売!


今回はジェラシー回でした。

あらすじはいまひとつ理解しておらず(笑)、ネタバレと言うには物足りないと思います。

警察⇆検察⇆財務省の関係、利権など複雑でわかりにくいのですが、萌えたからいいかなと(笑)

じっくり読み込んでいこうと思っています。

なので今回はどういうところに萌えたかを中心に語ります。


私的な感想ですが、ネタバレを含みますため、内容を知りたくない方はご注意くださいませ。一応下げますね。


















【ジェラシー】

「dog eat dog」は全編を通して斉藤のジェラシーに次ぐジェラシーが炸裂していました。


おいしい......♡


矢島に関わるほとんどの登場人物に嫉妬していました。

男のみならず女子や子供まで!


●香川(先輩の矢島と一緒にいるのが恒常的に気に入らない)

●兄(矢島と話しているのが気に入らない)

●ルイ(矢島に懐いていて、早くその子どもをなんとかしろと)

●白石検察事務官(矢島が紹介された女性。ルイと矢島と家族ごっこしているとなじる)

●九条 (最大の当て馬になるのか? 矢島をお気に入り。前のシリーズに被疑者として登場し、今回初めて名前が明らかになったイケメン)


次々くる斉藤のジェラシーに萌えつつ笑いころげました。



【初登場の前山に嫉妬する矢島】

斉藤に心酔している若きエリート前山クン。矢島は見ていないけれど、差し入れした前山に斉藤が頭ポンポンするんです。私のBL1000冊切りの友人は頭ポンはないよーヤダと。まあわかるけれど、斉藤は忠実な犬の頭を撫でたって感覚だと思います。斉藤は矢島には頭ポンポンしませんし。矢島に対しては「捕える、噛み付く、奪う♡」ですからね。同じ犬でも全然違う扱いです。それが斉藤の愛ですね。


前山の斉藤が生きているとわかった時みんなの前でポロッと泣いちゃうところ、素直でかわいいです。キラキラしていて矢島はドン引きでした。矢島の心情は穏やかじゃなさそう。矢島はこんな風に泣けないですもんね。

しかし矢島もかなり斉藤を心配してグラグラでした。斉藤が車ごと川に落ちたと聞いた後の矢島の動転振りときたら! 矢島の心の動きと行動に共感しました。

自覚はなさそうですが、本当に斉藤が好きなんだということがわかります。

斉藤がトイレに現れ、無事だとわかりほっとするやら怒るやら噛みつく寸前の矢島でした。うんうん、よかったねえ。このシーンがハイライトかなと思います。

ラスト、九条を助けに入った矢島が絶対絶命に。その時浮かんだのがほかの誰でもない斉藤の顔。

修羅場に参上した王様は敵をバタバタとやっつけます。斉藤強いです。


それにしても、今回斉藤は医者の姿。結構コスプレ多いですね。今までお兄ちゃん風やリーマン風もありました。

ポリスも見てみたいです。ってポリスだからコスプレにはなりませんか。エリートだから警官服は見たことがないです。でも矢島も着ていないですね。斉藤はエアラインのパイロット服や海軍士官の白い制服が似合いそうです。



【九条という男】

九条は何者でしょうか。甘いマスクです。

存在しないはずの人間だと斉藤兄が言いました。2巻目で斉藤に少し似ていると矢島が言っていましたから、斉藤家の誰かの愛人の子かな。まだ明らかになっていませんから連載はまた来ますね!(喜)

九条はかなり出番が多かったためDOGSにとって重要な人物で間違いなさそうです。矢島に横恋慕していますし。2巻目で甘い見かけによらずガツガツしていると自分で言っていました。それにしても矢島はどう転んでも受けの運命(笑) 

気の毒な矢島です。



【矢島の魅力】

GAPSで脇役で登場していて、すごく漢でカッコいいなーと思っていました。片桐がかなりやばめな危ない男なので、矢島は至極まともに見えます。

片桐姉に片想いしていたから片桐に弱くて車を貸したりなんだかんだ言うことを聞いてあげていました。斉藤に出会う前からもともと犬ということが伺えます。

矢島は男にモテますね。しかしあんなに漢なのに受けとしてモテているという......子供の頃も男に需要あると片桐に言われていました。男にナンパされた時に片桐姉に助けられたり、片桐姉弟には頭があがらない関係性は少年期から出来上がっていました(ほのぼの)

話しかけられるのはいつも男のようです。男ばかりって怒ってました。

矢島の魅力は、裏表のない実直な性格ですね(裏表ありすぎの片桐とは対照的)

斉藤が惚れたのもそこだと思います。

私は矢島をエロいとは思わないけれど、カッコいいし、素朴さが滅茶苦茶かわいいと思っています。

美形が好きでなにが悪い、と認めているところにも好感が持てます。



【斉藤の魅力】

そりゃまず顔ですね。

片桐もかなりなイケメン王子ですが、斉藤は片桐にはないサラブレッドの気品を兼ね備えています。

サラ髪も素敵。身体もすごい。

これほど王様な男はいません。誰であろうと絶対に従わせ自らは決して譲歩しない強さと、末っ子の子供っぽいかわいさ。

そんな王様が矢島一筋で、好きすぎる、嫉妬しすぎる、サカリすぎるのが魅力です。

私の中では細川智恵子大先生の「怖く美しく極めて残酷だが妻にはめっぽう弱いメンフィス王」とちょっとかぶっています。


【最後に】

里つばめ先生のリーマンシリーズ、次はなにがくるでしょうか。

加藤×松田はまだまだ深掘りできそうです。攻めの加藤がひょうひょうとしていて好きです。完璧出来すぎエリートの違う一面も見てみたいなと。

里先生はほかにも連載をお持ちで、とても精力的に作品を生み出してくださっています。


電子で発売されている作品は全て追うぞーと心に決めています。