不思議な世の中

私が生きている

雨や雲どうやって君たちに接すればいい

もう面倒くさいなんて言わないよ

君たちがいるから私がいる

ただその幻想的な雰囲気に酔ってしまったような気がして

気分のいい酔いに大いに盛り上がって

私を嬉しい気分にしてくれる

君たちが愛しい

不思議と今日は酔っている

酩酊の二日後

君は晴れの日の象徴だけれど

私は君の影が一番好きだった

君の内側にいなければ知り得ない

滲む雨の音と匂いが好きだった

そうして今では

まるで新品のように折り畳まれ

これからも心の空きに

不自由することはないだろう

私の名前は変なので
雨の頭巾をかぶり
雨頭巾と名乗ることにしました

ヒタヒタ歩いてあなたを追いました
晴れ男のあなたは雨上がりに虹を見るので

私を怖がってないようですが
私は歩くとヒタヒタ音がします
泣き虫で雨だれの音が友達の
雨頭巾があなたを追いかけています



iPhoneからの投稿

まともじゃないってわかってるから
まともですって言われたくない

(あなたが傷つかないようにしてください)
(お気づかいなく)
どちらも動きが悪くなる


自分がきれいだと思う状態でいたくてもインクをたらされれば濁る
そうでなくても腐っていく

他人を害することを許して下さい
あなたを後ろから刺すことを許して下さい
それでも笑ってくれるなら私も許せるのかもしれない

花の咲くように文句を付けて
雲が立ち昇るように暴れ回り
木の葉が散るように正気を無くして
雪が降るように死んだ

アンモナイトだったころの過失を許せたことで
人間としての自分が救われたような気がしたが
それでも新しく一歩を踏み出す時
喜びに苦しみが影になって付いて来る

明日あなたは展望台から飛び降りて死ぬが
今日の私はあなたを責める

明日私は車に轢かれて重傷を負うが
今日あなたは何も言ってくれなかった

恋人同士が下半身に触り合ってなにもかも解決したらいいのに
次の世代が苦しみ喘ぐ

雨が降っても汚れている
それでもきらりと光って落ちた
それが救いなのだと価値を与え直して
きれいな水がほしいと願うことをあきらめてしまう

新しいものが錆びている
それだって素晴らしいことなのだと思ってもいいんだよ




iPhoneからの投稿


人の中で傷つき
狂人のようにまどろう僕を見てびっくりしただろう
その美しい髪のように

鳥の化身であるあなたはきっと蔑み呆れたかな
僕だって平穏が欲しかった
でも僕に与えられた枷はそのようには出来ていなかった
もう潮時です

時を無為に過ごしすぎてけじめをつけるべき時がやってこようとしているのです

一つ歌えば星が降り
二つ歌えば時を巻き戻す

僕は自分の中の不可思議な思いに
ただあなたを取り戻すために歌います

花の歌天の歌

喜びに傷ついて花が散る
誇らしげな憂鬱は時として天になる

あなたのために