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数年前、お経の修行に参加させていただいたときのこと。
Kさんと一緒に参加していました。
終わったので帰ろうとしたら先輩方が数人集まって何やら話し込んでいました。
私の前に男性がスーッと現れて
『今から手伝ってくれんか。』と言いました。
この人?誰やろ?
意味がわからずキョトンとしてしまいました。
Kさんが
『何を手伝うん?私じゃないんか?キンクマちゃんか。MAちゃんを手伝うんやね。今から何するの?そばにいればわかるん?』
Kさんが男性と話してくれました。
話し終わると男性がスーッと消えました。
男性は先輩をサポートしている守護者なのだと思います。
どうやら今から降霊をされるらしく、私に手伝うようにと言われたのです。
何を手伝うのかサッパリわからず、Kさんに引っ張られてMAさんのところへ行きました。
『MAちゃん、私らも見学させてもらってもいい?』
『いいよ。・・えっ?私、今いいよって言ったよなぁ。関係者以外はお断りやねんけど。う~ん?いいんやろか?あぁOKなんやわ。何か意味があるんやろな。じゃあ、よろしくお願いします。』
MAさんがこちらの先輩です↓
MAさんが降霊をされるのかと思ったら審神者(さにわ)でした。Iさんが降霊をされます。
降霊を行うとき、体に霊を降ろす人(依代)と聞き取りをする人(審神者)の二人組でされるようです。
私は一番端っこに座りスタンバイしました。
ここで見学するのは初めてでした。
子供の頃に霊能者のところへ連れて行かれて降霊術でのお話を聞いたことはありました。
このときに気を付けよと霊能者の方に言われたことがあります。
それは、霊能者が降霊をするときに私は目を閉じてはいけないのです。瞬きをせずに目を見開きます。
威嚇するように構えておきなさいと言われました。
目を閉じてしまうと誰かが降りてきてしまうかもしれないのです。
入られやすいのでしょう。
入られると私は対処できません。
神仏のいらっしゃる聖域ですが何が降りてくるかわかりませんから気を付けないといけません。
Iさんがいくつか仏様のお呼び出しをされると私達の前に仏様が次々に現れました。
呼べば来てくれるのか?
それだけ修行を積んでいる方なのです。
MAさんが仏様にお呼び出しした事情をお伝えすると仏様のどなたかがスッと消え誰かの手を引っ張って連れてきました。
連れてこられた方がIさんの体に入るとIさんの合掌した手がスッと下がりました。
入った合図になるようです。
MAさんがどなたなのかを問いかけます。
『○▼※△☆▲※◎★●・・・』
『申し訳ありません。何をおっしゃっているのかわかりません。わかる言葉でお願いします。』
『○▼※△☆▲※◎★●・・・』
外国語でした。英語ではなかったのです。
話が通じないのでMAさんは困っていました。
私の後ろから
『サポートせよ。隣へ行くのだ。』声がします。
そんなこと言われても外国語なんてわかるわけないやん何すればええんよと思いました。
私の意思ではないのに体が動き出しました。
MAさんの隣に座り、勝手に口が動きだし外国語を通訳してMAさんに教えているのです。
私の意識は自分の体の後ろの方にありました。
この展開は何やねん?
誰が話してるんやろ?と私は冷静に傍観していました
私の口は、英語ではない言葉で歌うように何かを話していました。何を口走っているのだろう?と全くわかりません。
キラキラとした光を放つインド人っぽい方が現れてIさんに入っている外国の方とお話をされてから2人は消えてしまいました。
それから指導霊へとチェンジされ日本語で話し始めたので私の役目は終了。
お話を一通り聞き終わり、降りて来られた方をあちらの世界へお送りして無事に終わりました。
降霊をされたIさんから
『助かったわ。ありがとう。あれって何語なん?えらい巻き舌やったけど。降ろした私もビックリしたわ。キンクマちゃんは語学が堪能なんやね。』
『違うんです。外国語なんて知らんし。何を話してるんかさえわかりませんでした。私にも誰かが降りてきてきたようです。勝手に口が喋るからビックリしました。』
外国語を話す方が降りてこられたのは初めてだったそうです。そんなこともあるもんやなと驚きでした。
『だからいいよって許可したんやな!ホンマに助かったわ。ありがとう。また頼むで!』
お役に立てたのはよかったですが、またはないよねと思いました。
そんなに簡単に入られてしまうものかと心配にもなりました。
その後、先輩方は救済を求めて降りて来られた方の供養をされるのです。
外国の方は日本に出稼ぎに来られた女性でした。過労死のようです。家族のために異国に来て故郷に帰れぬまま日本でお亡くなりになりました。
『お経でええんやろか?お国のやり方で送ってあげれたらいいんやけどなぁ。仏様にお任せするしかないよなぁ。』と先輩方も心配されていました。
人知れず救済をし続けている先輩方を尊敬しています。
『オーム シャンティ シャンティ シャンティヒ』
私が最後に何度も口走った言葉なのだそう。この頃はさっぱりわかりませんでした。
ネット検索してみると出てきましたよ。
こんな感じの言葉でした
オームは聖なる者。
シャンティは平穏、至福、平和という意味。
「世界中に平和を、家族や周りの人たちに平和を、ご自身に平和を」という意味になるのだそう。
マントラを唱えていたようです。
今更ながら驚きました