小学3年生のときに、姉(中1)が事故で亡くなりました。


姉のお墓をどうしようかの相談で、須磨寺へ父と2人で行きました。


兵庫県神戸市にある須磨寺。

御本尊  聖観世音菩薩


お参りをすると、いくつかの真言が重なって聞こえてきますびっくり


「おん あろりきゃ そわか」 (観音)


「おん ろけいじん ばらきりく そわか」(十一面観音)


「おん まか きゃろにか そわか」(十一面観音)


「おん ばざら たらま きりく そわか」(千手観音)


「おん べいしら まんだや そわか」(毘沙門天)


「のうまくさまんだ ばざら だんかん」(不動明王)


「のうまくさまんだ ばざらだん せんだん まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん」 (不動明王)


「のうまく さらば たたぎゃていびゃく さらばぼっけいびゃく さらば たたらた せんだまかろしゃだ けんぎゃきぎゃき さらばびぎなん うんたらた かんまん 」(不動明王)


何言ってんだかはてなマーク わからなくて泣きましたえーん



観音様と十一面観音様と千手観音様、毘沙門天様とお不動様がいたのです。


同時に真言が聞こえるのでパニックになりましたあせる



須磨寺は、1184年 源平一の谷合戦の舞台になりました。


大将 源義経さんの陣地であったと伝えられています。


私は、源平ゆかりの地に導かれます。


『救済してくれ。』と鎧をつけた方に言われます。この須磨寺でも言われました。




私が初めて訪れたとき、お寺の敷地を広げようとしているところでした。


これから納骨堂を建設しようとしていたところでしたので、姉の納骨は諦めたのです。


今は立派な納骨堂があります。


本堂や他の建物も建て直しをされて広々としています。



お墓の相談が終わり、帰ろうとして玄関で靴を履きました。


担当のお坊さんが見送くりをしてくれました。


お坊さんの後ろから、女性っぽい方が出てきたのですびっくり


手に蓮の花を持っていました。

そのときは、何の花なのはわかりませんでした。


その花を私に差し出すので、受け取ってよいものなのか迷いました。




女性っぽい方の頭に、小さい顔がいくつかついていました。


こんな感じ↓綺麗なの飛び出すハート


十一面観音様だったのです。


ずっと花を差し出されたままなので、両手で受け取りました。


その様子をお坊さんが見ていて


『どうかされましたか?』と言いました。


『後ろから誰か出てこられて、この花を渡されました。』と花を見せたのですが受け取ったはずの花が見当たりませんびっくり


『えぇ~さっきもらったんやけど。・・こんな花でした。』と花の形をジェスチャーをして教えました。


『わぁ~それは蓮の花やなぁ。少しお待ちいただけますか。ちょっと呼んできますから。』

誰かを呼びに行きました。


年配の女性が来ました。尼僧さんです。


「あんじゅ様」と呼ばれていました。

庵主という字なのかなぁと思います。


『少しお話を聞かせてください。さぁ、上がってちょうだい。』

また部屋にとおされました。



花を受け取ったことを話しました。


『それは、蓮の花やね。仏様は蓮の花の上に立ってたり座っていたりするのよ。あなたに花を渡すということは、何かのお役目を託されたのよ。』


いろんな話をしてくれました。


この方も、いろんなものをみてきて、霊能担当として相談事をきいてきたそうです。


私のこともとても理解してくれました照れ


病気になり闘病生活をしていました。


その方の身体中に黒い影がみえたのですガーン


癌があちこちに転移して、どうしようもない状態で、生きているのが不思議なくらいなのだとお医者さんから言われたそうです。


残された時間、精一杯誰かのためにお役に立ちたいという想いだけで生きているのです。


涙が出ましたえーん


そんな覚悟を持って生きている人に初めて会いました。


こんな人になりたいと思いました照れ



話が終わり、玄関で見送ってくれたとき、天上から花びらが降ってきましたびっくり


最初は数枚ちらほら、だんだん数を増やして花吹雪のようになりました。


こんな感じ↓


『まあ~きれいねぇ。こんなん初めてみるわぁ。仏様やご先祖さんが喜んでるんやねぇ。わぁ~  ありがたい。私のお迎えなのかしらと思ってしまったわ。まだ頑張りますよ。』

あんじゅ様は手を合わせて拝んでいました。


『綺麗な花吹雪をありがとうございます。』と私も手を合わせました。



こんなご縁ができてから、須磨寺の行事があるときに連絡をくれるようになり、何度か行事にも参加させてもらいました。


1年程後に、あんじゅ様は亡くなりました。


葬儀には参加出来なかったのですが、学校が終わってすぐに須磨寺へと1人で行きました。


お寺の門であんじゅ様が立っていていました。


にこにこと笑顔で出迎えてくれました。


とても若々しくなっていて、最初は誰だかわからなかったのですびっくり


何て言えばいいのかわからず、その場で大号泣して困らせてしまいましたえーん


とても優しい方なのです。


短い期間でしたが、あんじゅ様と出会えてよかったとお礼を言ってお別れしました。



それ以来、須磨寺へ参拝する機会が増えて、今でも行きます。


須磨寺での出来事は盛り沢山過ぎて、何を書けば良いか迷います汗


大切な思い出なので、全ては書けませんがまたいくつか書きたいと思います照れ