父方の祖母の家に行った時の話です。
父は富山県の出身で19歳で家出をするようにして自衛官になりました。
愛知県に配属されて、母と出会い結婚。
子供が生まれても実家へ帰りませんでした。
私が初めて祖母に会ったのは小学4年生の夏休み。祖父はすでに亡くなっていました。
母方の祖父母は私が幼い頃に亡くなっていました。
おばあちゃんていたんや。
その時初めて思いました。
祖母は働き者で片付け上手。
部屋はいつも整理整頓されていました。
祖母の部屋で祖母と遊んでいたら、押入れからおかっぱ頭の女の子が出てきました
こんな感じ↓
『隙間を開けてほしい。詰め込みすぎです。』と言いました。
『おばあちゃん。日本人形みたいな女の子が押入れから出てきた!隙間を開けてほしいんやて。詰め込みすぎやって言うてる。』
祖母は押入れの戸を開けました。
ギッシリ隙間なく物が収納されていました
上から順に物を出していきました。
日本人形も収納されていました。
『この人形が言うてるんかなぁ。これ部屋に飾ってたのよ。出しておこうかなぁ。』
押入れに少し隙間が出来ました。
『まだ詰め込みすぎです。』
祖母に伝えましたが、これ以上は無理だと断られました。
その後、整理をして物を減らしていました。
捨てたり、人にあげたりしてスッキリ片付いていました。
物を減らすと気持ちが良くなったと話してくれました。
古い物を手放したら新しい物をもらって、それがまた素敵な物だったそうです
私の部屋にも押入れがあって、納戸の神様がいるのか確かめました。
呼び掛けてみたら出てきました
おかっぱ頭の女の子で白い着物を着ていました。
『整理整頓してください。』
ぐちゃぐちゃでした。
中の物を出して分別して収納しました。
片付けって大変だなぁと思いました。
でも終わったら気持ちが良くなりました。
祖母の言うおとりだなぁと思いました。
机の引き出しに小人がいました。
いつも決まった場所に寝てます。
こんな感じ↓
これも納戸の神様なんでしょうか?よくわかりません。
緑のジャージ風の服を着てました。
裸のおじさんがいる引き出しもありました。
大きさは5cm程。
そっと引出しを元に戻して、見なかったことにしようと思ったのです。
部屋の中にも神様は存在しています。
改めて片付けって大事だなぁと思いました。