友人の中ちゃんと参拝に行った時の話です。
神功皇后様が待っていた人が来ました。
お母さんと男の子。
男の子が私達の方へ走って来ました。
『神様が、お姉さんと話してこいって言ってん。お姉さんもみえるん?』キラキラした目で見つめられました
『みえるで~。ほら、お社みて。女神様が手を振ってるやろ?あぁ~今、隣におる3人のおっちゃんも手を振ってくれたやろ?』
男の子は驚いていました
それからにっこり笑ったかと思ったら困った顔になりました
私の言っている おっちゃん がみえないのです。
男の子にみえているのは、お兄さん(12歳くらい)の姿の男神様。
女神様は女の子(10歳くらい)の姿にみえるそう。
私には、中年の大人の姿にみえます。
中ちゃんは、中年~年配の姿にみえていました
みる人によって姿が違ってみえるんだと3人で驚き笑いました
男の子はA君。幼稚園の帰り道に参拝をしてから帰るのだと教えてくれました。
平日に来て正解でした。日曜日だと会えてなかったかもしれません。
A君といろいろ話しました。
『みんなに嘘つきやって言われるねん。誰も信じてくれへんねん。』
A君は泣き出してしまいました。
私はギュッとA君を抱きしめました。
背中を撫でて
『辛かったなぁ。よう一人で辛抱したなぁ。えらかったなぁ。お姉さんたちが証人になるで。A君は嘘つきやない。正直者やで。』
慰めました。A君は号泣していました。
泣き止まないので困りました。
急に泣き止んだと思ったら。
『うわぁ~~~♡』
背後に気配がします。
振り返ると戦隊ヒーローがいます。ポーズをとっていました。
神社でイベントか撮影でもやってるのかと思いました。辺りには撮影スタッフもいません。
『お嬢。我らです。
ゴーレッド 黒ちゃんです。
ゴーブルー 青龍。
ゴーグリーン 緑龍。
ゴーイエロー 白です。
ゴーピンク ムーです。』
キメッキメポーズの龍達とムカデのムーさんでした。
青ちゃんやる気なし。ムーさんやる気満々でした。
イヤイヤ、夢でもみているのか?私またおかしくなった?悩みました。
中ちゃんは大爆笑。
お腹を抱えて笑っていました。
『あれ、人型になれるんやなぁ。私、変身するとこ、みとったで~。龍もムカデも凄いなぁ。戦隊ヒーローなんか見たことないけど。ウケる~』
A君は戦隊ヒーローが大好き。皆の方へ行きました。
『お嬢。Aは我らに任せろ。母君を頼む。』
シャキーン ポーズをとりました。
『君ら、ホンマにヒーローみたいやな。ほな、行ってくるわ。A君頼むなぁ。』
中ちゃんと2人でA君のお母さんのところに行きました。
『こんにちは。A君と仲良くなったのでお母さんにも挨拶しに来ました。』
最初は世間話です。
少しずつ本題に。
A君が人にはみえない世界をみていること。
私達にも同じ世界がみえていることをやんわりと話しました。
お母さんには信じられない様子です。
私達を不審者のようにみてきます。
普通はそうですよね。
信じられないと思います。
こんな時、私は相手の秘密を暴いていきます。
人って、誰にも知られたくない事が一つや二つありますよね。
その人の守護霊さんも協力してくれるので、秘密が分かってしまいます。
お母さんにも触れられたくない事があって、
そこを話します。
なぜそんな事を知ってるの?と驚かれます。
あたなの後ろにいる○さんが教えてくれました。と言うとさらに驚かれます。
そして私達を信じてくれるようになりました。
『どうか、A君を信じてあげて下さい。あの子は嘘つきではありません。』
お母さんは泣いていました。
自分が信じてあげなかった事で、A君に悲しい思いをさせてしまっていたと気付いたのです。反省と後悔をしていました。
私達に会えてよかったと言ってくれました。
A君も私達の方にやって来ました。
お母さんがA君を抱きしめて謝っていました。A君も嬉しそう。
そして、またね~と手を振って別れました。
神功皇后様が
『ようやってくれた。そなたらならやってくれると信じておった。感謝する。』
頭を下げられました。男神様達も頭を下げてくれました。
『私らも良い経験をさせていただきました。こちこそ感謝します。』2人で頭を下げました。
帰りの電車の中で、中ちゃんは興奮覚めやらず。
女神様に鍛えてもらったこと。
A君を助けてあげられたこと。
初めての体験にテンション上がりっぱなしでした。
この先、中ちゃんにもこんなお役目が回って来るのです。
それを教えるために2人で来るようにとのことだったのです。
これからも頑張ろうなぁ。
何かお役にたてれるようになろうなぁ。
2人で誓ったのでした。