小学校の遠足で毎年、須磨浦公園に行きました。
標高250mくらいの低山。
山頂に遊園地があります。
山登りをしたり、ロープウェイに乗ったりしました。
低学年の頃はグループ行動をしていたのでお社があることに全く気が付いていませんでした
3年生の時
『こちらへこい』声がします
何か聞こえたなぁと辺りをキョロキョロ。
小さなお社がありました。
『こちらへこい』また声がします。
もう無視することは出来ないので、お社へ行き参拝しました。
男神様がでてこられました。
誰かはわかりません。
遠足で来たのだとを言うと
『楽しんでいけ。守護しよう。』と言われました。
『学校の皆で来ているので、皆も守ってくれますか?』
『ああ。今日1日家に帰るまで皆を守護しよう。』と言ってくれました。
安心して遊びました
翌年の遠足の時に
『こちらへこい』声がかかりました。
あっ!神様に挨拶しないと!と思いお社に行きました。
するとお社が新しくなっていました。
毘沙門天と書かれています。
毘沙門天て何て読むんだろ?
どんな神様なんだろ?
疑問だらけでした。
『四天王のお一方ですよ。お嬢、お勉強して下さい。』白龍に言われて、あぁ~わからん神様の名前は難しくて覚えられんわ~と思いました。
『少し話そう。ここは播州と摂津の国境だったのだ。関所があってなぁ。行き交う人々を見守っていた。』毘沙門天様が昔の話をしてくれました。
『お社が新しくなりましたね。綺麗です。』
『手入れをしてくれる者がおる。定期的に訪れる参拝者もおるのだ。困っていることがあるだろう?』と毘沙門天様が話されました。
『はい!そうなんです!学校で。授業中に武士の人が刀で私を斬るんです。怖くて仕方がありません。』
『守護しよう。眷属をつける。連れて帰るとよい。』
ムカデがでてきました。
ひぇ~おっきい!怖い!
虫やで!虫!
ムカデやで!
これって、どういうことなん!
パニックです
『後で虎も送る。』と言って毘沙門天様が消えました。
ムカデは私の回りをくるくる飛んでいます。
『名前をつけてくれ。』ムカデが言います。
『ムカデだからムーさんでどう?』
えっ!そんなんでいいの?という不満がある感じでしたが、
『まぁ・・・よい。』返事がありました。
その日から私についています。
その夜のこと。
夜中に目が覚めました。
虎がいます。
う~ん?誰?
毘沙門天様からのお使いです。
虎から挨拶がありました。
私も寝ぼけながら挨拶しました。
『名前をつけてくれ。』
『虎さんやから寅さんで。』
名前が決まると消えました。
明日も学校やし寝よ。寝て忘れよう。
朝になり目が覚めると。
ムカデと虎がいました。すぐ消えました。
学校では、斬りかかってくる者がいましたが寅さんムーさんが防御してくれました。
毘沙門天様もきてくれて、武士の話を聞き説法を聞かせてから上へと上げてくれました。
安全に学校生活がおくれるようになったのです
ありがたいなぁと思い毘沙門天様が大好きになりました