面接Q&A

 

Q自分の希望を伝えられないまま、一次面接で内定。希望はいつ伝えればいい?

 

Aなるべく早く伝えましょう。伝え方に決まりはありません。

希望の内容によっては選考結果に影響が出ることも考えられます。内定通知から3日以内、遅くとも1週間以内に伝えるようにしてください。あなたの希望条件が企業側に受け入れられず、あなたから内定を辞退する可能性も考えられます。雇用契約を結んでからの辞退は賠償を請求されるケースもあるため、なるべく早く伝えることが重要です。

 

なお、会社に希望を申し出るにあたっては、口頭でも書面でもメールでもかまいません。確実に相手方に伝わる手段を選びましょう。ポイントは、「二次面接のときに伝えようと思っていたために言いそびれてしまった」ということを正直に説明すること。入社後に不満を持つことがないように、希望ははっきりと伝えましょう。

 

 

 

Q前職はうつ病で退職し、現在も療養中です。面接で話すと不利になりますか?

 

A業務に支障があると判断されれば、選考に影響する場合もあります。

現在療養中の病気や怪我などがある場合には、職務を円滑かつ安全に遂行できるかどうかという観点から、業種や職種によっては選考に影響する可能性はあります。

 

しかし、うつ病に限らず、どのような病気でも会社に伝えておくことが必要です。特に療養中ならば、伝えずに入社すると企業にとっても自分にとってもいい結果にはなりません。選考の早い段階で伝えるようにしましょう。

 

 

 

Q面接が決まったが、希望条件に合う会社がほかに見つかった。面接の辞退をしてもよい?

 

A辞退しても問題ありませんが、マナーを守りましょう。

面接を辞退することは問題ありません。ただし、面接の日程が決定している場合、すでに人事担当者・面接担当者が、あなたの面接のためにスケジュール調整をしていることがほとんどです。応募先の会社に迷惑がかかってしまうため、できる限り早く連絡し、丁重にお詫びして面接を辞退する旨を伝えましょう。

最低でも前日までには伝えるのが社会人としてのマナーです。連絡は電話で直接担当者に伝えましょう。メールで伝えるのは、人事担当者がメールを見逃すなど面接予定日までに確実に伝わるとは限らないため、避けたほうが無難です。

また、面接辞退は言い出しにくい用件ですが、事前に連絡を入れず、当日面接会場に行かないというのは絶対にやめましょう。もし、ほかの会社に入社後、今回の応募先会社が取引先になるなど、思いがけないところで関わることになるケースも考えられるからです。なお、辞退の理由は、聞かれたら簡単に答えるという程度で問題ありません。

 

 

 

Q給与の低さが退職理由なのは言っても平気?

 

A問題ありませんが、説明には注意が必要です。

退職理由としては問題ありませんが、ただ単に「給与が低かったので」と伝えるのは、給与面だけに固執していると判断される恐れがあります。説明には注意が必要です。

 

具体的な事例・データを挙げつつ、「業務で成し遂げた実績に給与が見合わなかったので」といった表現で伝えると、自己アピールにもなり、マイナスの印象を与えません。

 

また、「自分の人生設計と照らし合わせ、収入面でもより上を目指していきたい」といった表現で伝えるというのも一つの手です。

 

 

 

Q面接の交通費が支給されるか確認したい。失礼にならない聞き方は?

 

A確認することは、あまりオススメできません。

求人広告に明記されていない場合は、支給はないと考えるのが普通です。あえて確認することは、印象を悪くする恐れがありますのでオススメできません。採用が決まるまでは採用前の金銭面についての質問は控えましょう。

 

どうしても気になる場合は、「恐縮ですが、大阪から東京の交通費・宿泊費は支給していただけるものなのでしょうか」など丁重に聞いてみたり、「持ち物の確認をしたいのですが、交通費の支給がされるなど印鑑を持参する必要はありますか」と、間接的に聞くのも方法です。いずれも、支給されるのが当然という風に受け取られると、マイナスの印象になる可能性があるので聞き方には注意してください。

 

支給される場合も、「実費すべて」、「新幹線を使う場合のみ、新幹線のチケット代」、「遠近にかかわらず一律額」、など、どの程度まで払われるかはまちまちです。宿泊費については、負担する企業はまずないと考えてください。

 

 

 

Q在職中です。面接が平日に決まったのですが、今の会社を休んでも問題ない?

 

A問題ありませんが、今後の選考スケジュールを考慮しましょう。

休んでも問題ありませんが、まずは、なるべく現在の会社を休まないための配慮をしたほうがよいでしょう。現在の会社での業務に支障をきたさないだけでなく、応募先にも現在の仕事をおろそかにしないというアピールとして伝えることもできるからです。

たとえば、一日まるごと休んでしまうのではなく、午後からの半休で済むように夕方以降に時間を変更してもらうように交渉する、なるべく有給休暇を使うなどの工夫をしましょう。

 

応募先企業の都合でどうしても平日に休まなければならない時も、今後の面接スケジュールを考えておくことが必要です。面接は一度だけとは限りません。最終的な内定を得るまでに、数回の面接が行なわれるのが普通です。内定までのスケジュールを考慮して、次回の面接も平日で構わないのか、休みを何回か取得しても、現在の仕事に問題はないか考えることが必要です。

 

現在の仕事の状況を考慮して、休みを取らないほうがよい場合は、面接通過の連絡が来た際に「平日は仕事があるため、面接はなるべく夕方か土日にしていただけないでしょうか」と希望を伝えることを忘れないようにしましょう。

 

 

 

Qフリーター歴が長い理由をどう説明すればいい?

 

Aありのままの理由を率直に述べ、正社員を目指す熱意を伝えましょう。

あなたはなぜ、正社員になる必要を感じていなかったのでしょうか。アルバイトでも十分な収入が得られたからか、やりたいことが見つからなかったからなのか。まずは、自己分析してみましょう。

理由が明確になったなら、面接官にはありのままを率直に伝えてください。下手に取り繕っても、見抜かれてマイナス印象を与えるだけ。率直で誠実な姿勢を貫き、応募した会社への熱意を伝えることが、好感を得る第一歩です。

 

その際には、「なぜ正社員になりたいのか」という志望動機や今後の目的を、しっかりと伝えることが大切になります。これも、マニュアル的な表現では面接官の心に届きません。自分の言葉で説明できるように、面接前にしっかりと自己分析しておくことをオススメします。