面接Q&A

 

Q公務員試験の勉強をしていたため、現在は離職中。自己アピールはどう伝えればいい?

 

A離職中に自分がしてきたことをアピールしましょう。

公務員試験に関しては、不合格だったという結果よりも、過程や身についた知識などについてアピールしましょう。例えば、「期限を定めて計画を立てて勉強を進めていた」というように、どのような姿勢で勉強に取り組んでいたかを伝えるのは効果的です。

 

また、離職以前の仕事については、アルバイトのみの経験でも、アピール材料になるため伝えておくべきです。

 

ただし、公務員試験に関するアピールに終始すると、企業側に、「公務員試験が不合格だったからしかたなく転職するのではないか」という印象を持たれる可能性があります。目指していた公務員の職務内容から、今回の応募先企業や職種との共通するポイントに話を進めていきましょう。そして、最後に応募先職種への意欲を伝えるのがオススメです。

 

 

 

Q面接結果の連絡が期日を過ぎても来ません。これって不合格ってこと?

 

A確実に不合格であるとは言えません。

何らかの事情で選考結果を伝えるのが遅れている可能性もあります。不合格だと決めつけず、一度会社に問い合わせをするのがよいでしょう。

 

問い合わせをする場合は、メールだと回答が来るまでに時間がかかるため、電話のほうがよいでしょう。また、「面接時に1週間後までに連絡が来ると説明されたのですが、選考状況はどのようになっていますか」と、問い合わせする根拠を伝えたほうが「結果をせかしている」という印象を与えません。

 

なお、面接の結果連絡については、合格者にのみ連絡をする会社も多くあります。そのため、面接時には結果の連絡について、以下の2点を明確にしておきましょう。

・連絡までに要する具体的な日数
・採用・不採用いずれの場合でも連絡が来るのか

面接終了時に面接担当者から説明がない時は、自分から質問するのが、その後の活動スケジュールも立てやすくなり、オススメです。

 

 

 

Q面接担当者から名刺を出されたら、現在の勤務先の名刺を渡すべき?

 

A名刺は必ずしも渡す必要はありません

面接担当者が名刺を差し出す理由には、以下のようなことが考えられます。

 

・応募者との連絡先を取り交わすため。
・応募者側からも名刺を受け取ることで、履歴書に記載されている会社に勤務しているかどうかを確かめるため。
・一般的なビジネスの習慣のため。
・ビジネスマナーを確かめるため。

 

いずれの場合も、名刺交換は必須ではありません。現在の勤務先の名刺を出すことに抵抗がなければ渡して構いませんし、抵抗がある場合には「今日は持ち合わせがありませんので」とやんわりと伝えて、出された名刺を受け取るだけにしましょう。

 

ただし、受け取った名刺の扱いにマナー違反があると、面接の印象が悪くなります。面接中に手持ちぶさたでいじってしまう、面接終了後に忘れて帰るなどは厳禁ですので、注意してください。受け取った名刺は、もしテーブルがあれば、自分の前にきちんと置いておくのがマナーです。

 

 

 

Q年収を聞かれたら、手取り額と総支給額のどちらを答えるべき?

 

A総支給額を答えてください。

一般的に「年収」とは、社会保険料や源泉所得税、その他の控除(住民税や積立金など)が引かれる前の「総支給額」を指します。面接で年収を聞かれた際には、総支給額を答えてください。

 

面接担当者が年収を質問するのは、自社の給与規定に照らして、あなたの収入がどの程度変動するかを確かめることが目的。「手取り額」は控除される税金の税率が地域によって異なるうえ通勤交通費も含まれることから、自社の給与規定と比較しにくいのです。

 

ちなみに、源泉徴収票の「支給額」欄に書かれた金額が総支給額になります。どこの会社でも年末に源泉徴収票は必ず作成されています。自分の年収が正確にはわからないという人は、一度確認しておくといいでしょう。

 

 

 

Q現在の給与を実際より高く申告すると、ばれますか?

 

A面接時にはばれなくても、年末調整の際などに判明する可能性があります。

現在の会社での給与を実際より高く申告した場合、面接時に判明することはあまりないでしょう。しかし、入社後の年末調整などの機会に、源泉徴収票で発覚することが多いものです。入社後に会社での信頼を失うこともありますので、正しい金額を伝えるべきです。

 

 

 

Q面接後、面接担当者にお礼のメールは送ったほうがいい?

 

A送ったほうが印象はよくなりますが、必ず送るべきものではありません。

感謝の気持ちを示すという意味合いで、面接担当者にメールを送るのは、受け取る相手の印象も良くなるため、送ってもよいでしょう。ただし、お礼のメールを送らなかったといって、採否に影響が出るといったことはほとんどありません。

自己アピールをするような内容を加えて送ったとしても、面接の評価に強く影響を及ぼすことはありません。むしろ担当者によっては、「なぜ面接時にアピールしなかったのか」と疑問に思われるケースもあります。

 

なお、お礼のメールを送る場合は、面接をしたその日か翌日には送りましょう。あまり日数が空いてしまうと、とってつけた印象を与えてしまいます。

 

 

 

Q上司との金銭問題を理由に退職しました。面接では退職理由をどう説明すればいい?

 

A上司との金銭問題を正直に説明すると同時に、前向きな転職理由も伝えましょう。

前の上司との金銭問題が退職の一番の理由であるなら、正直に伝えて構いません。金銭トラブルがあなたに直接関わるものでなければ、採用に影響することはありません。ただし、前の上司や会社の悪口にならないよう、伝え方には注意しましょう。

 

なお、面接担当者が退職理由を確認するのは、あなたがどんなふうに働きたいと思っているのか、どんな仕事がしたいのかについての手がかりを得るためです。前の上司との金銭問題の説明は簡潔に済ませ、「本来の業務に専念できる環境を得たいと思い、退職を決意しました」など、前向きな退職理由を添えるようにするといいでしょう。