面接Q&A

 

Q面接で、プライベートな質問をされました。答えなければならないですか?

 

Aできる限り答えることがのぞましいでしょう。

聞かれた際はできるだけ答えたほうがよいでしょう。一見、仕事に関係のない質問のように思える場合でも、仕事をしていく上での適性や人となりを知るために聞かれているケースもあるからです。

職業安定法や個人情報保護法では、情報収集に制限がありますので、企業側も法令に違反しない範囲で聞いているはずです。制限されている内容について知りたい場合には、都道府県ごとにある労働局に問い合わせしてみてください。

 

どうしても答えたくない場合や明らかに不適切な質問をされた場合は、「仕事と直接関係ない質問なので、控えさせていただけますでしょうか?」と、やんわりと断りを入れるとよいでしょう。

 

 

 

Q求人広告に「未経験者歓迎」とあったのですが、面接時に気をつけることは?

 

Aまず、ビジネスマナーを身につけていることをアピールしましょう。

希望職種と共通の業務経験がある場合は、まずそのことを伝えましょう。

 

全くの未経験である場合は、まず前職までの社会人経験ですでにビジネスマナーを身につけていることをアピールすること。「未経験者歓迎」とはいえ、社会人としての一般常識やマナーが身についていることは最低条件として求められます。そこはクリアしていることをはっきり示しておくことが大切です。

また、経験よりも意欲を重視する場合もありますので、得意分野は十分にアピールしておきましょう。また、仕事に対する意欲や学習意欲をアピールしておくことも効果的。企業にもよりますが「未経験者のほうが業界や会社特有の知識・やり方を吸収するのが早い」と評価する場合もあります。

 

 

 

Q事務希望だが、営業のほうが向いていると言われた場合はどうしたらいい?

 

A希望職種を押し通すような態度は避けましょう。

自分の希望職種でないからといって、即座に拒否したり、自分の希望を押し通そうとするような態度は避けたほうがよいでしょう。企業によっても異なりますが、柔軟性や仕事に対する意欲があるかどうかを見ている質問であることが多いようです。

まずは自分の適性を見てくれたと前向きに受け止める返答をした上で、やはり自分の希望は事務職であるということをアピールしましょう。自分が事務職に向いていると考える理由や、転職後をイメージして、どのように仕事をしていきたいかという具体的な意欲で伝えるのが説得力もあり、オススメです。

 

また、このような質問をされて自分の希望が揺らぐ場合は、「なぜ向いていると思われたのですか?」と逆に質問をするのも効果的です。面接担当者から見た自分の強み・弱みがわかるほか、思いがけない自分の適性が発見できるという可能性もあるからです。

 

 

 

Qボーナスの額を知りたいのですがどう聞けばいい?

 

A年収を聞いて、推測することをオススメします。

「ボーナスはいくら出ますか」とストレートに質問するのは避けましょう。給与のことばかり気にしているという印象を持たれてしまいます。担当者から給与面の話題が出た時に、「私と同世代・同レベルの方の年収はいくらぐらいなのでしょうか?」と年収を聞いて、そこから月収を差し引いて、ボーナスに当たる額を推測しましょう。自分からは話を切り出さないほうが賢明です。

 

また、「参考までにお聞きしたいのですが」と前置きをして、直近のボーナス支給の実績をたずねるという方法もあります。ただ、社外には公表しない方針をとっているなど、社内の事情で担当者が答えられないこともあります。明確な回答が返ってこない時には、さらに詳細をたずねる質問はしないようにしましょう。

 

 

 

Q面接時に提出した作品が盗用されることはないですか?

 

A応募者のスキルを見るためなので、盗用されることはありません。

企業に提出した作品は、履歴書や職務経歴書と同様に扱われます。そもそも履歴書などの応募書類が後日返却されるケースが少ないのは、返却の義務が法的に定められていないからです。しかし、返却しない場合は、一定期間保管した後にシュレッダーなどで断裁をして破棄しなければならないことが、個人情報保護法で定められています。

 

作品の提出を求めるのは、盗用という目的ではなく、あくまで応募者のスキルを判断するためです。もし、採否にかかわらず返却を強く希望する場合は、あらかじめ企業側に伝えておきましょう。

 

 

 

Q子どもがいるので、時間の融通が利く職場を希望すると伝えてもいい?

 

A仕事への意欲とともに希望を伝えましょう。

むしろはっきりと伝えましょう。伝えないまま実務に就いた時に、会社に迷惑がかかるだけでなく、あなたの勤怠の評価にも影響を及ぼしてしまうことがあります。

 

なお、転職するにあたって、勤務時間の自由度が譲れないポイントであることを伝えるだけだと、一方的に自分の条件ばかりを主張している、という印象を与えてしまいます。ですので、制限された時間の中でも、業務に前向きな姿勢で取り組みたいという意欲をアピールするとよいでしょう。

 

 

 

Q第2志望の会社の面接で、ほかに第1志望の会社があることを伝えてもOK?

 

A問題ないことがほとんどです。

正直に伝えたほうがよいでしょう。第1志望・第2志望、両方の会社から内定が出て、第2志望の会社を断らなければいけない状況になる可能性もあるからです。

 

また、面接担当者も複数応募は当然だと考えているため、志望順位よりも、どのようなポイントで会社を選んでいるのか、会社のどこに魅力を感じたのかという点に注目していることが多いのです。それぞれの会社について比較検討しているということをアピールできれば、マイナスイメージにはなりません。