履歴書 

 

様式の選び方

 

◆履歴書の様式は「JIS規格履歴書」として定められたものが標準とされていますが、自己アピールをしやすくするための工夫がされた、JIS規格に類似した様式も各種市販されています。大卒等の学卒者用、転職者用などいろいろありますので、自分のアピールポイントを記載しやすい自分に合ったものを選びましょう。

 

◆履歴書の様式の大きさはA4版とB5版があります。どちらを用いても差し支えありませんが、企業で用いる書類はA版で統一されていることや、記載欄が広いことから、A4版をお勧めします。

 

◆なお、様式の右下に「保護者」欄のあるJIS規格履歴書は旧版です。JIS規格履歴書を用いる場合は、その欄がなく、志望動機やアピールポイントを記載する欄が広くて書きやすい新版を用いるようにしましょう。

 

記載方法

 

◆履歴書を手書きにするかパソコンで作成するべきかは応募企業によって異なります。以前は、圧倒的に手書きをお勧めしていたのですが、「手書きでもパソコンでも構わない」とする企業が多いですので、履歴書作成に充てられる時間などを考えてそのいずれかを判断します。

 

一般的には、ホームページなどからもエントリー可能な企業はパソコン作成でも問題ないでしょうし、IT関連や外資系企業に応募する際はパソコン作成をお勧めします。ここでは、手書き作成の場合について説明します。

 

◆筆記用具は黒色のボールペン・万年筆等を用います。

 

◆間違えた場合、修正液、修正テープ、二重線、訂正印などを用いたとしても修正することは厳禁とされており、最初から書き直す必要があります。

 

◆コピーをしたものや、不採用で返却されたもの(提出日の日付けが古く全体的に使用感が残ります)を使いまわすことは、応募先企業への印象を悪くしますので不可です。

 

読みやすくていねいな文章表現

 

◆読み手の立場に立った読みやすい記載をしましょう。
・枠いっぱいに詰めずに、楷書体でていねいに記載します。
・字の大きさはそろえます(ただし氏名はやや大きくし、ふりがな、電話番号、郵便番号などはやや小さくします。)

 

◆文体や年号などの記載スタイルは統一しましょう。
・ 文体は「です・ます」調で統一します。
・ 年号は、和暦か西暦に統一します。通常は和暦を使いますが、外資系企業やIT企業などに応募する場合は西暦を使うことが一般的です。

 

◆略号を用いたり省略した記載の仕方をしないようにしましょう。
・ 繰り返し記号「〃」や、「同上」「同社」のような「同~」という記載方法は用いないようにします。
・ 学校名・企業名・資格名などの固有名詞は正式な名称・表示で記載します。

 

◆現在の名称が当時のものから変更されている場合は、当時の名称で記載し、現在の名称を「(現・○○)」のように付記する方法があります。
(例) ○○県立○○高等学校(現・○○県立△△高等学校)

 

◆作成した後は必ず読み返し、誤字・脱字がないかどうか点検しましょう。身近な方に見てもらうのもよい方法です。