シークワーサー

〔英:Citrus depressa HAYATA〕

 

概要

 

▸シークワーサー(シイクワシャー)は、沖縄地方に自生する柑橘類。

▸サプリメントには果実から抽出されたエキスが活用され、ポリメトキシフラボノイド(フラボノイドの一種)と呼ばれるノビレチンやタンゲレチンを高濃度で含有する。


▸ポリメトキシフラボノイドは様々な効能が見込まれ、動脈硬化対策やメタボリックシンドローム対策に有効であるとされる


沖縄の方言のシークワーサーは、「シー=酸っぱい」「クワーサー=食べさせる」と言う意味で、「すっぱい食べ物」を指す。

 

解説

 

メタボリックシンドロームに対する改善作用
ノビレチンとシークワーサー果汁に関しては、病態モデル動物検証により「血圧上昇抑制作用」「血糖上昇抑制作用」が立証されている。

脂肪細胞におけるアディポネクチンの増加作用から、ノビレチンは糖尿病の改善効果にも貢献が期待される。

・「脂質代謝改善作用」や「抗動脈硬化作用」も確認されている。


抗炎症の効果
・炎症メディエーター(炎症の誘導に関与する分子)、マトリックスメタロプロテアーゼ(炎症に関与)の産生抑制、このマトリックスメタロプロテアーゼを妨げるTIMP-1の産生促進を行うことから、関節破壊やリウマチ、紫外線から皮膚を保護する働きなどが見込まれる。


抗認知症の効果
・「脳内でのβアミロイドの蓄積抑制作用」「βアミロイドの神経毒性抑制作用」「記憶障害改善作用」「脳コリン作動性神経の変性抑制作用」により、アルツハイマー病の予防や治療効果に貢献する。


抗がん作用に貢献する
・ノビレチンは「発がん抑制」「がんの転移抑制作用」に貢献する。