失業者に対し、子どもの教育費用を援助する制度はないでしょうか。

 

 

子どもの教育費用を援助する制度としては、(独)日本学生支援機構(旧日本育英会)において、「緊急採用・応急採用奨学金制度」を実施しています。

これは、家計を支えている方々が、現在の厳しい経済状況等による失業等や火災・風水害等の災害等による家計の急変により、学業の継続が困難となり奨学金が必要になった場合に、いつでも奨学金の申し込みができる制度です。

この奨学金は、一般の奨学金の申込み時期と異なり、年間を通じて随時申込みを受け付けています。

1.対象となる生徒・学生
対象となる生徒・学生は、高等専門学校、大学・短期大学、大学院(修士課程・博士課程)、専修学校(専門課程)に在学する生徒・学生の皆さんです。

2.奨学金の貸与月額(平成25年度入学者の場合)

イ 緊急採用奨学金(第一種奨学金 無利子)

 

区分 自宅 自宅外
大学 国・公立 45,000円 51,000円
私立 54,000円 64,000円
上記の月額又は30,000円から選択
短期大学
専修学校
(専門課程)
国・公立 45,000円 51,000円
私立 53,000円 60,000円
上記の月額又は30,000円から選択
大学院 修士課程 50,000円又は88,000円
博士課程 80,000円又は122,000円
高等専門学校 国・公立 21,000円(45,000円) 22,500円(51,000円)
私立 32,000円(53,000円) 35,000円(60,000円)
上記の月額又は10,000円(30,000円)から選択

 

 

※ 高専の( )内月額は、平成21年度入学者が4年次に進級したときに適用します。

ロ 応急採用奨学金(第二種奨学金 有利子)

 

区分 貸与月額(自由選択)
大学・短大・高専(4・5年)・専修(専門) 3万円・5万円・8万円・10万円・12万円から選択
私立大学 医・歯学部課程 12万円を選択した場合に限り、
4万円の増額可
私立大学 薬・獣医学部課程 12万円を選択した場合に限り、
2万円の増額可
大学院 5万円・8万円・10万円・13万円・15万円から選択
法科大学院 15万円を選択した場合に限り、
4万円又は7万円の増額可

 

 

3.申請の時期等
年間を通じて、随時申込みを受け付けますので、在学する学校の奨学金担当窓口に申し出てください。

4.返還方法
卒業後、最長で20年以内に返還する必要があります。なお、大学・大学院等に在学中は、願い出により在学中の返還が猶予されます。

また、返還が困難になった場合は、すみやかに減額返還・返還期限猶予の手続をしてください。事由により減額返還(1回当りの返還額を半額にし、返還期間を倍にする)又は返還期限が猶予されます。

詳細は、(独)日本学生支援機構のホームページをご参照ください。

※ 高等学校、専修学校(高等課程)の奨学金事業は、各都道府県に業務が移管されていますので、詳細は、各都道府県窓口までお問い合わせください。

→お問い合わせ先

(独)日本学生支援機構

・各学校の奨学金担当窓口