初めて占いというものにいったのは熊谷(?)にある「吉野サロン」
占い好きの友達に
「ひとりで行きにくいから一緒に来て」
と誘われ、20代のころ、友達と3人で出かけた。
少し不便な立地のため車で向かったんだけれど、行きたがった彼女は運転ができなく、車もないから、運転できる私たち2人がアッシー要員だっただけなんだけどね!笑
とくに悩みもなく、占いに行ったことがなかったから興味本位で行った。まだSNSがない時代。
吉野サロンは口コミで広がった「知る人ぞ知る」霊視占いだった。友人は小説家だったから、出版社にも知り合いがいて、どこかで聞いてきたらしい。
吉野サロンは静かな広い畑の中にポツリと立つ一軒家。
最寄り駅は「熊谷駅」だったような気がするのだけれど、駅から遠く、タクシーでないと行けない。
ちなみに、住所がわからなくても、タクシーの運転手さんならだいたいみんな知っている、という話がもっぱらだった。(そのくらい、口コミで有名だった)
事前予約ができなく、当日の朝に連絡して空いていたら見てもらえるシステムだったのは、たぶん今も一緒(?)
料金は30分で5千円だった記憶がある。
初めてだったから「占いって随分高いんだな~」と思った。
予約時間に3人で到着すると、先客が鑑定してもらっていた。
年は80代、60代の親子に見えた女性たち。
神棚の前で除霊してもらっている最中だったのか、はじめて行った占いで、初めて目撃した光景なだけにわりと衝撃的だった。
そして、わたしたちの順番になった。
3人まとめて見てもらったのは若いゆえ、たいした悩みもお互いなかったことや、週1回は会う趣味つながりの仲だったから、だいたいお互いの悩みもわかっていた。
吉野のおばちゃんと、テーブル越しの椅子に3人で座る。
小柄なショートカットの女性だった。キビキビしてハキハキ粋がいい。チャキチャキしている、普通の近所のおばちゃまに見えた。
「いらっしゃい、よく来たわね」
「ところで、あなた(誘ってくれた友人)と、あなた(わたし)、性格がまったく違うのに、よく友達でいれるわね?!?」
と唐突に言われる。
本人たちを目の前にして(笑)
確か、紙に名前を書いた記憶がある。生年月日と。
そこから霊視がスタート
「結婚はまだまだずっと先。いまは考えなくてよし」
「お墓はどう?ちゃんと行ってるの?」
「ご先祖さま、この辺に関係ある?」と地図を手書きで書いてくれたものの、当時わからず、両親に聞いてみます、と返答した記憶がある。
吉野のおばちゃんは霊視や除霊?以外にも宿曜を参考にするようだった。(読み込まれた本があり見ていた)
仕事や人間関係の悩みもなく、何を聞いた記憶もないけれど、ひとつだけ驚いたことがあったけれど、ここには書かないでおきたい。
吉野のおばちゃんは、あまり優しく励ましたり、元気づけたり、そういうタイプではなく、ズバズバ!!!、ときにズケズケ!!!とけっこう傷つくことも言うので、好みは分かれると思う。
しばらく休んでいたようだけれど、いまも営業しているみたいですね。
ただ、「けっこう当たってたな~」と思う。
友人は吉野のおばちゃんにいたく気に入られて、その後は無料で電話相談乗ってもらってました。なぜかというと、生年月日が同じとか名前が同じとか、そういう繋がりがあったから(笑)
吉野のおばちゃんに見てもらったのが27歳くらい?
その後丸2年、占いには興味もなく、行きもしなかったけれど、2年後、占いに行くことになるとはね。人生いろいろね。
新しくサイトオープンしました
話題の海外プチプラコスメや買い方など、ご紹介