いい音でオカリナを吹きたい | hello-candy-candyのおかりなブログ

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ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

 1日1曲ずつオカリナを演奏しています。

  今日の曲は「乾杯」です。

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  オカリナとフルートの共通点

 

 オカリナ演奏家の多くが、学生時代に何らかの形でフルートを吹いていたという話をよく聞く。なぜだろうかと思っていたら、フルートとオカリナは、エアリードと言って、リードを使わない楽器だという共通点があることに思い当たった。エアリードの特徴は、歌口の鋭利なエッジに息を当てて、空気を二分し、空気の渦を作り、その渦が、管内で振動して音を作る。いい音を出すコツは、正確にエッジに鋭い息を当てることに尽きる。だから、ある程度フルートの経験のある人は、オカリナで良い音を出すには、フルートと同様にエッジに息を当てればよいとわかるということだ。

 

 

  鋭い息をエッジで切り裂くように

 

 私が経験したクラリネットは、リードという葦(あし)を削って作ったごく薄い板状のものをマウスピースに装着し、1~2ミリの間隙に息を吹きつけてリードを振動させて音を作る。良い音を出す訓練としては、自身のクラリネットの練習の時のように、オカリナもひたすら大きな音を出すことを心掛けていた。丁度、野球でピッチャーが投球練習する時、遠投から開始して徐々に距離を縮めるのと同じ考えだ。

 しかし、オカリナはそれではダメだと分かった。私のオカリナの師匠曰く、吹き矢を遠くに飛ばすときのように、下腹から鋭い息を歌口のエッジに吹くようにと。単に強いだけではダメで、とにかく鋭くと。鋭利な刀で空気を切り裂くときにヒュッ!と鳴る如く。練習方法は、トウモロコシを食べるときのように、オカリナの両端だけを持って、高いファ(全孔開)の音を出す。澄んだ、反響音が残ればよし。その時の息とオカリナの位置を常に意識しながら吹くことを心掛ける。このことを心掛けてからは、確かに音が良くなってきた、ような気がしている。
 



▼Myオカリナ演奏

ダウンダウンダウン

乾杯