仮想旅行を楽しむ | hello-candy-candyのおかりなブログ

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ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

ゴールデンウィーク真っ最中だ。国内はもとより海外旅行へ出かける人コロナ禍前に近い水準になったとニュースで言っていた。私も旅行が好きだ。できれば出かけたいところだが、国内観光地は外国人で混雑しているようだし、海外旅行はこの円高でコロナ前に比べて1.5倍位、高額になっていてとても行く気になれない。というか、そこまでして行きたいところもなくなった、という感じだ。年を取ったせいにはしたくはないが。

 

 1日1曲ずつオカリナを演奏しています。

  今日の曲は「アマポーラ」です。

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  南もいいが、基本は北志向だ

 

 私は国内旅行先としては南方面よりも北方面が好きだった。だから旅行先としては、九州(沖縄を除く)よりも東北、北海道方面が断然多い。理由は今でこそ残り少なくなったが、それでも自然が残っているからだ。そんなわけで海外旅行の行先としても、いつかはスカンジナビア半島をドライブ旅行してみたいとの希望を抱いていたし、地図とガイドブックもかねてより購入して準備だけはしていた。

 私が北欧に魅せられるのは、切り立った山々に囲まれたフィヨルド、東山魁夷が描くような、森に囲まれ鏡のように静かで青く神秘的な湖、オーロラ、真夜中でも明るい白夜だ。だが年月の経過と共にもはやドライブ旅行に行く自信はなくなった。せめて団体旅行ででもと思ったが、この円高だ。

 

  世の中には奇特な人がいるものだ

 

 最近、あるきっかけで北欧をバイクで2か月かけて巡った旅のユーチューブ投稿を見つけ、それをこの1週間ほどかけて少しずつ楽しんだ。現地地図を広げて、現在地を地図上で確かめては自分も一緒に旅を続けている気分を味わった。

 スカンジナビア半島はもともと人の住む地域が南半分に限られ、北半分、特に北緯66.33度以北の北極圏は大自然が残っていて、氷河で出来たフィヨルド、湖の多さ、針葉樹林帯から低木地帯への人手のかかっていない荒涼たる原野などの様子がまざまざと伝わってきた。ユーチューブを見ながら一緒に旅してみて、オーロラこそ見られなかったが、そのほかの私が期待していたものは、凡その雰囲気がつかめた。多分ユーチューブの映像を見ながらそれに、自分の類似体験を重畳して、追体験しているのだろう。

 

  案外その気になれるものだ

 

 お陰で家に居ながらにしていい旅行ができた思いだ。勿論、現実の旅行によって得られる気分の総量の一割にも満たないだろうが。NHKBSなどのマスメディア取材による世界街歩き番組とは違った、個人の視点からの濃密なユーチューブが多いと改めて思った。世界地図帳レベルではなく、ドライブ旅行用に購入していた細かな道路路線や地名までわかる現地地図とガイドブックさえあれば、「ああ、今この辺りを走行しているんだ」と案外、仮想旅行にでも行った気になれるものだ。つい、次の旅先はどこにしようかと考えてしまった。

 



▼Myオカリナ演奏

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アマポーラ