ポール・モーリアに魅せられたあの頃 | hello-candy-candyのおかりなブログ

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ひねもす土の音(オカリナ)の響きに興をもよおせど、しばし徒然なるままに由無し事を綴りけるなり。

 

  イージーリスニングというジャンル

 

私が、ポールモーリアを知ったのは、「恋は水色」でだったと思う。当時、「恋は水色」がラジオから聞かれない日はなかったほどに流行っていた。レーモン・ルフェーブル、パーシー・フェースと並んでイージーリスニングというジャンルの人気を席巻していたのが、ボールモーリア・グランドオーケストラだった。

 

  「恋は水色」のピアノは良かった

 

電子加工したピアノの際立った旋律が、特徴だった。私は「恋は水色」の華麗な音色を聞いて以来、すっかりポールモーリアの演奏に魅せられた。まだ私が彼のレコードを買った一枚目か二枚目だった、全身ブルーでコーディネイトした女性がポーズをとっている表紙のアルバムに「蒼いノクターン」が入っていたことをよく覚えている。

 

  LPレコードの全盛期

 

以来、私はポールモーリアのアルバムが発売されるたびにレコード店で買った。多分10枚以上は買っただろうと思う。買ったときは、急いで家に帰ってまだ指紋のついていない真新しいレコードをプレーヤに掛け、針を下ろす瞬間がなんとも言えず興奮したものだった。だが、買い集めたそれらのレコードも今は、ステレオセットを処分した時に廃棄してしまった。

 

  オカリナで「蒼いノクターン」を奏でる

 

 今回、「蒼いノクターン」の上パートを吹いてみてあの頃の感激がよみがえった。が、下パートはどんな曲を演奏しているかわからほどだった。だが、パソコン上で上下パートを同時再生してみると下パートは目立たないが、縁の下の支えをしていて、実に美しい和音を奏でていることに我ながら感動した。やはり音楽は下がしっかりと支え、上がのびやかに奏でることで、美しい立体感が出ることを改めて実感した。

↓蒼いノクターン(ポール・モーリア)
蒼いノクターン