「HCnet」社のブログ -7ページ目

「HCnet」社のブログ

ハローコールネット(HCnet)社の運営するブログです。
シニア向けの健康・生活情報を中心に日々の様々な
出来事を日記風に綴っていきます

こんにちはHCnetの山下です。


前回から「ストレス」をテーマにブログを書いております。

前回はストレスに対処するための「3R」がテーマでした。

すなわち「レスト」「レクリエーション」「リラクゼーション」の

3つです。人間の体がストレスに晒されているときは

自律神経の交感神経が優位な状態となります。

交感神経とは、心臓の拍動、筋肉の緊張、精神活動

を高め、活動するときに働く自律神経です。

自律神経は交感神経と副交感神経のバランスが保たれ

ているのが理想です。「3R」は全て副交感神経の働き

を促すものです。副交感神経とは、内臓や器官の働きを

リラックスさせる神経で「休む神経」ともいわれ、睡眠や

休息、食事をとるときなどに働きます。


ここで一度基本に立ち返りましょう。ストレスの本質とは

何でしょうか。ストレスの種類とは一般的に次の6つに

分類されます。すなわち「社会的ストレス」「人間関係の

ストレス」「精神的ストレス」「肉体的ストレス」「物理的

ストレス」「環境的ストレス」です。これら6つに共通する

ことは何でしょう。実はこれらは全て「外部環境とのやり

とり」のプロセスで生じてくるものです。

ところが、皆様も実感されているとは思いますが、同じ

外部環境にいる人たち(例えば同じ職場にいる)でも

ストレスのかかる強さはそれぞれ違います。これは

すなわち個々人の内部の問題です。外部環境と個々人

の関係性において、バランスが崩れ、外部環境が個々人

に「ストレス」をかけるようになります。その人が外部環境

に対して自らの力で対処が可能であると考える範囲が

広ければ広い程、その人は「ストレスに強い」ことになります。

なぜなら、外部環境に対して対処できないということは

すなわち自らを脅かす危機であり、脅威である訳で、これが

「ストレス」の最大の原因となるからです。


もう一度、自律神経の話に戻りますと、ストレスがかかった

ときになぜ交感神経が優位になるのでしょうか?

これはすなわち「ストレス」が外部環境が自らにもたらす

危機、脅威に対抗するための身体的な反応であるから

です。つまり交感神経が優位になることで、体が外部環境

と闘うための「戦闘モード」に入るわけです。


ストレスというのは「外部環境が要因となる人体内部の

生理的現象」といえるでしょう。

もし、外部環境に対処可能な範囲が広がっていけば

、それを自分でコントロールできれば、非常に有意義です。

このようにストレスを自ら管理しようという考え方を

「ストレスコーピング」といいます。