こんにちは。ＨＣnetの山下です。
先週は色々と忙しく、ブログの更新ができずに
申し訳ありませんでした。
さて、ストレスをテーマにしたブログも今週で最後
です。そもそもなぜストレスの話題を何週も続けて
きたのか振り返ってみます。本ブログは「健康予防
管理専門士」という資格を所有する私が、その内容
を皆様にお伝えして、何かのお役に立てればとの
思いから書き始めたものです。
「健康予防」という言葉は少し違和感があり、伝わり
にくいのですが、健康を維持・増進させて「病気を予防」
して超高齢化社会に突き進む日本に明るい未来
を見出そう、そしてそのための人材を養成しようと
というのがこの資格の創設目的なのです。
健康維持・増進のための3要件が「栄養・運動・休養」
であり、ストレスというのは3要件の１つである”休養”
と関連性があるテーマであるというわけです。
その関連性は、ストレスの対処法の「３Ｒ」の一つに
「REST(休息・休養）」があることからも明らかです。
今週は「３R」の最後の一つである「relaxation」が
テーマです。ちなみに「ｒｅｓｔ」は”単純に休むこと”
「recreation」は”体を動かすこと”と説明できるの
ですが、「relaxation」とは一体どのように説明で
きるのか考えていきましょう。
リラクゼーションという言葉は一般に広まっている
言葉で、例えばマッサージをする、温泉に入る
ヨガ、ハーブティーを飲む、アロマを炊く、ヒーリング
ミュージックを聞く、などが思い浮かぶのでは
ないでしょうか。ストレスフルな生活を続ける人
にとってもそうでない人にとっても癒しを与えて
くれそうですよね。
例えば、ハーブティーを考えてみると、「ペパーミント」は
鎮静作用があり不眠症にも効きます。「ﾛｰｽﾞﾏﾘｰ」は
血液循環を促進します。「シナモン」は胃腸を整えます。
温泉もそれぞれ独自に効能があります。
リラクゼーションにはきちんと科学的な裏付けがあり
ストレスに晒された人間の体と心を回復させること
ができることが証明されているのです。
不調の原因を適切に把握して、どういうリラクゼーション
をするのがベストなのかを見極めることで効果は更に
期待できます。
「relaxation」は一言でいえば”癒されること”です。
ただゆっくり休んだり眠ったりすること(ＲＥＳＴ）も大切ですが
「relaxation」はもっと積極的に癒しを求めていく活動です。
現代人は否応なく多くのストレスに晒されています。
ストレスそれ自体は悪ではありません。危機意識、防衛本能
の現れです。そしてライバルと競い、自らが向上していく
闘争本能もストレスが後押しします。しかし反面、ストレスが
継続すると心身を蝕みます。ですので、ストレスの緩和が
大切なテーマなのです。「rest」「recreation」「relaxation」
それぞれアプローチは異なりますが、人間のストレスを
緩和させ、人間の健康を維持・増進させるという共通の
目的を持っているのです。