こんにちは。HCnetの山下です。
今週は、六大栄養素の一つ「食物繊維」がテーマです。
食物繊維はその昔は食べ物の「カス」と考えられていましたが、
1930年代に「コーンフレーク」で有名なケロッグ博士が「小麦ふすま」という小麦粒の表皮が
便秘予防に効くという発表をします。この小麦ふすまも食物繊維の一種です。
更に、1971年にバーキット博士が「食物繊維が少ないと大腸雁のリスクが高まる」という研究
結果を発表します。このころから徐々に食物繊維は脚光を浴びて、重要な栄養素の一つに
数えられるまでになります。
食物繊維がなぜ大腸がんの発生と関係するのかというと、食物繊維が腸内の悪玉菌を攻撃
してその数を減らす効果があることが分かったからです。人間の腸内にはなんと100兆個以上
と言われる腸内細菌が存在し、その中には「善玉」と呼ばれるビフィズス菌や乳酸菌などの種類
と「悪玉」と呼ばれるウェルシュ菌や大腸菌などの種類が混在しています。お腹の調子が悪い時は
悪玉菌が善玉菌より多くなっているのです。ちなみに、飲酒、ストレス、偏食、一定の薬剤、風邪な
どの体調不良は悪玉菌を増やす原因となります。
食物繊維が十分で善玉菌優位の状態であるかどうかは便の状態で判断できます。「黄色で普通の
固さで水に浮く」ことが目安です。
さて、食物繊維が含まれる食品は何でしょう。まず「動物性食品には食物繊維はなく、植物性食品
には食物繊維がある」という基本が大切です。肉、魚、卵には食物繊維はありません。
さて、具体的に食物繊維が含まれている食品は、穀物類(米。麦。とうもろこし)、野菜、いも、豆、果物
海藻。きのこ・・・このあたりです。
中でも特に、海藻(のり、こんぶ、ひじき) きのこ類、豆、いも・・・このあたりは効率よく摂取できます。
つまり日本食によく使われる食材ですね。日本人の食の欧米化のために全世代で食物繊維は必要
摂取量が不足しています。しかし、意外なところで、インスタントラーメン、スパゲッティ―、パン
なども食物繊維が含まれています。バランス良い食事を心がけましょう。
また、食物繊維で心臓病や糖尿病やコレステロールの改善も見込めます。
今のところ食物繊維の過剰摂取による悪影響はあまり言われていません。どんどん食物繊維
を摂取しましょう