星に | HELL NOTE

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     猫とプロレス

        いと をかし


木曜日の夕方、黒にゃんこは、虹の橋を渡っていきました


結局、私は何もできなかった



お腹いっぱいのごはんを食べることもなく

ひとりで行ってしまった




だけど

虹の橋を渡るときは

五体満足に戻り、病気やケガからも解放され

不安も取り除かれるというから


きっと黒にゃんこの足も治ってて

轢かれたときの痛みもなくて

ニコニコしながら仲間が待つ天国に

後ろも振り返らずに

旅立っていったんだと思う




獣医さんが言うには、病室に入ってからは、ずっと眠ったままだったらしい


最後の顔が

まるで眠っているみたいで

いつもうちのにゃんこが私に見せてくれるような可愛い寝顔で

そっとなでると起きて「ニャ~」と鳴いてくれそうだった


苦痛に歪んだ顔じゃなくて安心した




そして何より

黒にゃんこがアスファルトの上じゃなく

柔らかいタオルの上で息を引き取ることができて良かった



もう、男の子だったのか女の子だったのか

それすらわからないけれど


今度また

にゃんことして生まれてきたら

その時は絶対に

家族になろうね。


待ってるからね。




安らかにおやすみなさい