読書と言えば、私の読書はとってもシンプルなんですが、ほぼまえがきを読み終わったら済むというわけです。m(_ _ )m

でも、ある意味で言えば私の読書も贅沢なものです。というのも、たとえば、今回紹介したい読書の対象となる書物は4000円(本体の価格だけ)もかかっているにもかかわらず私はそのたったのいち・に・さん・よん…端数なくページごとに1000円かかったm(_ _ )m

ちなみに書物のテーマはサンスクリット語の構文と語法-印欧語比較シンタクスで著者さんは二宮陸雄先生です。

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「近年、内外を問わず、印欧語古典語への学習意欲は衰退しているかに見えます」と、二宮先生は語っているんですがそれを読んだ私はすぐに、心の中で

“そうだったらこの私は古典語への学習意欲振興に、尽力してやれ”って勢いよく吠えたいにもかかわらず、そのための才能と知見と識見にも乏しいのでしょせん、口先での大胆不敵な言動にすぎなかった…でも、二宮先生の古典学への熱意とそのため注ぎ込んだ多大な努力に、感心の限りでございます。

続いて

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古典サンスクリットに励んだらきっとぶつかる人物として、文法の大家、パーニニという古代のインド人?と出会うに違いないんですが、中・近世の欧州諸言語の文法の作成に莫大な貢献をしているそうです。今もって一度その文法作品を読んでいないけどいつか挑戦してみたい。

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サンスクリットの一大の特徴として、語根と派生語との関連付けは体系的で明瞭なところです。その造語の実力を味わうための修養はまだまだ持っていないにもかかわらず、母音の音程変化と呼ばれる音韻の体系から見れば、無理なところは1つもないと思うし、古典ギリシア語とラテン語より厳密な語彙生成のシステムを見せているのです。

bharamiというサンスクリットの動詞が一番印象的で同じ意味の古典ギリシア語とラテン語と並んでみたら

サンスクリット:bharami
古典ギリシア語:phero
ラテン語:fero
英語:bear

そして、語根分析がすぐに可能になるのは、サンスクリットだけ

bharamiという動詞は語根「bhr」からくるもので、現在・能動・直述・一人称・単数を作るには音程を「guna」に上げなきゃということで「bh」と「r」の前後に母音「a」(動詞の種類によって母音の添付も違ってくる)を挿入し、現在時を表す能動・一人称単数の語尾「mi」を後につけて作られているのです。このような分析は、英語は当然、古典ギリシア語までも不可能なのでサンスクリットの卓越した形態論が垣間見えるのです。

そもそも基本語根2000個だけで18万の語彙も収録する辞書が必要になるという事実はどれだけ驚くべきだろうか!

ところで本書は1989年に刊行された書物でさすが気になる1989年ですね。梵英辞典出版から117年、それに、二宮先生の還暦の年に加えて、この年は西野カナさんの生まれた年だと、すぐに頭に思い浮かんじゃいました(笑)平成元年はやはり、特別な一年だと改めて感じました。

これで3ベージを終わって次は私の読書のファイナルです(汗)

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二宮先生はさすが、不思議に素晴らしい人物だと痛感しますが古典学に詳しいのみならず医者でもあります(ノ゚ο゚)ノこれはまさに、師匠の言ってくれる「よそ見を極める」こと!西洋古典学専攻と思い込んだら医学専攻!著作も幅広い範疇にわたって多彩です。そんなに素晴らしい方に憧れるほかになりません!