雪中梅 吟醸 | 愛酒不愧天 ~日本酒のブログ~

雪中梅 吟醸

今年はこんな時期に購入してしまいますた。毎年暮れに発売される雪中梅吟醸。

以前はなかなかの入手困難銘柄であったろう雪中梅も現在では4000石が製造され、入手もかなり容易くなりましたねい。
この吟醸も20年ほど前ならまさに「幻の酒」だったと思うのですが、ここ数年は特にこれといった対策をたてなくても購入できる店もあるみたいすな。
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ラベルに表示されているスペックは
精米歩合:40%
ALC:15~16°
のみ(価格は店によって若干の幅があり720ml/\3700~4200)。

取扱店にはもう少し細かい数値まで送られているのか、いくつかの酒販店のHPでは酒度・酸度・アミノ酸度まで公開されていますな。その値によれば雪中梅シリーズの中ではこの吟醸が唯一日本酒度がプラスの値だそうで。

さらに細かいスペックについては以前蔵元の方から伺ったことがあるんですが、その時はメモをとっていなかったため今となってはうろ覚え…たしか、

『丸山酒造は全国鑑評会や品評会のための吟醸を山田錦と越淡麗でそれぞれ1タンク(300kg?)ずつ仕込み(9号酵母&35%精米?)、市販の吟醸はそれとは別に山田錦40%精米&10号酵母で仕込んでいる。で、品評会吟醸は香味をそこねない程度に市販の吟醸、本醸造、普通酒に振り分けてブレンド。
そして市販用吟醸はタンク火入れ&ブレンド後タンクで2年貯蔵し、出荷時に2度目の火入れをして瓶詰めされる。つまり2010年の暮れに出荷されたものは21BYではなくて20BY。』

ということだったと思います。間違っていたらすんません。

そんな雪中梅吟醸なわけですが典型的「2度火入れ」酒質を固く縮こまった物足りない前時代的味わいと感じるか、素朴で押し付けがましくない伝統的味わいと感じるか、で評価が分かれるんじゃないかと思います。

上立ち香は穏やかなバニラ系。でも昨今の香り系吟醸酒と比べれば香りは殆ど立ってないと云ってもいいのかも。
口中もかなり控えめながら如何にも「雪中梅」な風味がしっかりと感じ取れる。そして雪中梅シリーズの中ではやはり一番きれい。研ぎ澄まされている。
個人的には冷やよりも断然日向燗~ぬる燗で味わいたい一品。
でも正直いって自分には一合あたり\1000-分の価値は見いだせない。そこまでストライクな酒質でもないし。半分は思い出代かな。